第二十三国立銀行
明治期の銀行
第二十三国立銀行(だいにじゅうさんこくりつぎんこう)は、大分銀行の前身となった明治期の銀行。
1873年(明治6年)に大分郡大分町に設立された、貸付や預金を取り扱う銀行類似会社である登高社の役員、中尾義三郎・幸松雄三郎・長野善五郎(後代)らを中心に、1877年(明治10年)11月に資本金5万円で設立。資本金は10万円。初代頭取は幸松雄三郎。翌1878年(明治11年)4月には、府内藩や熊本藩士族の金禄公債による追加の出資を受け資本金は20万円となる。その後、国立銀行営業満期前特別処分法に基づき私立銀行二十三銀行に改称。金融恐慌を受け、日本銀行の斡旋で、1927年(昭和2年)に大分銀行と合併し、大分合同銀行となる。