第一東海自動車道
第一東海自動車道(だいいちとうかいじどうしゃどう)は、東海地方を縦貫する国土開発幹線自動車道(国幹道)・高速自動車国道の路線名。一般には東名高速道路として案内される。
概要
編集国土開発幹線自動車道建設法では、第一東海自動車道は以下のとおりとされている。
起点 | 主たる経過地 | 終点 |
---|---|---|
東京都 | 小牧市 |
また、高速自動車国道の路線を指定する政令では全区間が「第一東海自動車道」として以下のとおり高速自動車国道の路線とされている。
起点 | 重要な経過地 | 終点 |
---|---|---|
東京都 世田谷区 |
小牧市 |
東名高速道路(東名高速、東名)の道路名で、全区間が供用中である。このため、道路利用者向けには「第一東海自動車道」という路線名が使用されることはない。また、第二東海自動車道(新東名高速道路)が並行し相互に補完し合うようにされている。
なお、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)として供用中の海老名南JCT - 海老名IC間も第一東海自動車道に指定されており[1]、小牧JCT - 小牧IC間は中央自動車道西宮線と重複している。
沿革
編集- 1960年(昭和35年)7月25日 : 東海道幹線自動車国道建設法施行、予定路線の基準は以下のとおり。
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- 東京都
- 横浜市附近
- 静岡市附近
- 浜松市附近
- 豊橋市附近
- 名古屋市附近
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- 1966年(昭和41年)7月1日 : 「東海自動車道」として国幹道の予定路線となる。
- 1968年(昭和43年)4月25日 : 東名高速道路の最初の区間として、東京IC - 厚木IC間・富士IC - 静岡IC間・岡崎IC - 小牧IC間が開通。
- 1969年(昭和44年)5月26日 : 大井松田IC - 御殿場IC間開通により、東名高速道路全区間供用。
- 1971年(昭和46年)12月21日 : 首都高速3号渋谷線との直結口開通により、東名高速道路全線供用。
- 1987年(昭和62年)9月1日 : 第四次全国総合開発計画を受け国土開発幹線自動車道建設法改正、路線名が第一東海自動車道となる。
- 2010年(平成22年)2月27日 : 首都圏中央連絡自動車道として海老名JCT - 海老名IC間が開通。
- 2015年(平成27年)3月8日 : 首都圏中央連絡自動車道として海老名JCT - 海老名南JCT( - 寒川北IC)間が開通。
脚注
編集- ^ “「高速自動車国道中央自動車道富士吉田線等に関する協定」のうち「別紙1-33」および「別紙1-34」” (PDF). 日本高速道路保有・債務返済機構. 2015年2月19日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 東海道幹線自動車国道建設法原本 (PDF) - 国立公文書館デジタルアーカイブ
- 独立行政法人 日本高速道路保有・債務返済機構