葛木坐火雷神社
奈良県葛城市笛吹にある神社
(笛吹神社から転送)
葛木坐火雷神社(かつらきにいますほのいかづちじんじゃ)は、奈良県葛城市笛吹(旧新庄町笛吹)にある神社である。式内社(名神大社)で、旧社格は郷社。通称笛吹神社。境内に日露戦争で政府から与えられたロシア製大砲が残る。
葛木坐火雷神社 | |
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境内(石段奥に拝殿) | |
所在地 | 奈良県葛城市笛吹448 |
位置 | 北緯34度28分17.9秒 東経135度42分36秒 / 北緯34.471639度 東経135.71000度座標: 北緯34度28分17.9秒 東経135度42分36秒 / 北緯34.471639度 東経135.71000度 |
主祭神 |
火雷大神 天香山命 |
社格等 |
式内社(名神大2座) 旧郷社 |
創建 | 不詳 |
本殿の様式 | 神明造 |
別名 | 笛吹神社 |
例祭 | 10月25日 |
地図 |
祭神
編集火雷大神と天香山命を主祭神とし、大日霊貴尊・高皇産霊尊・天津彦火瓊瓊杵尊・伊古比都幣命を配祀する。葛木坐火雷神社の元々の祭神は火雷大神で、天香山命は笛吹神社の祭神である。火雷大神は、雷神とも言われるが、ここでは火の神として信仰されている。火雷神と同神である。
歴史
編集概史
編集創建の年代は不詳であるが、社伝では神代とも神武天皇の御代とも伝える。文献の初出は『文徳天皇実録』の仁寿2年(852年)4月、正三位の神階を授けるという記述である。『日本三代実録』によれば貞観元年(859年)正月27日に従二位の神階を授けられた。延喜式神名帳では「大和国忍海郡 葛木坐火雷神社二座」と記載され、名神大社に列し、月次・相嘗・新嘗の幣帛に預ると記されている。しかし、これ以降、葛木坐火雷神社についての記述は見られなくなる。社伝では、平安時代に社勢が衰え、当地にあった笛吹神社の末社になったと伝える。
笛吹神社は、当地を拠点とした笛吹連によって作られた神社とみられる。祭神の天香山命は笛吹連の祖神である。本殿の背後に古墳があり、笛吹連の祖・櫂子の父である建多析命の墓であると伝えられている。
1874年(明治7年)、笛吹神社の末社であった火雷社を笛吹神社に合祀し、社名を葛木坐火雷神社に改め、郷社に列格した。
神階
編集境内
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拝殿
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本殿
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境内に奉納されている大砲
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本殿背後の古墳
祭典
編集交通アクセス
編集関連項目
編集出典
編集外部リンク
編集- 笛吹神社トップページ(公式サイト)
- 葛木坐火雷神社二座 - 國學院大學21世紀COEプログラム「神道・神社史料集成」
- 葛木坐火雷神社 (@fuefuki85) - X(旧Twitter)