竺仙梵僊
鎌倉時代末期に元から来日した臨済宗楊岐派の僧
竺仙梵僊(じくせん ぼんせん)は、鎌倉時代末期に元から来日した臨済宗(楊岐派)の僧。俗姓は徐。法諱は梵僊。字は竺仙。号は来来禅子。
竺仙梵僊 | |
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至元29年11月15日 - 貞和4年/正平3年7月16日 (1292年12月24日 - 1348年8月11日) | |
生地 | 慶元府鄞県 |
没地 | 京都大覚寺 |
宗派 | 臨済宗(楊岐派) |
寺院 | 浄妙寺、浄智寺、南禅寺、建長寺 |
師 | 古林清茂 |
生涯
編集慶元府鄞県の出身。古林清茂の法を継いだ。元徳元年(1329年)6月、九州豊後の守護大名大友貞宗の要請を受け、明極楚俊に従って日本へ渡来した。
元徳2年(1330年)、鎌倉にくだり足利尊氏・直義の帰依を受けた。
その後浄妙寺・浄智寺を経て、京都南禅寺・真如寺・鎌倉建長寺の住持となった。学識は一山一寧の次位とされ、各寺において多くの弟子を養成した。公武の帰依を受け、五山文学発展の基礎を築いた。