竹村尚子

日本の投資アナリスト

竹村 尚子 (たけむら なおこ) は、日本の投資アナリスト

SRIや中小型成長株、システム運用などを中心とした投資商品を手がけている。

来歴・人物

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大阪大学経済学部[1]

1989年から92年まで米国最大手の私的年金基金TIAA-CREF(全米大学教授退職年金基金)で、非米国籍で初めてのファンドマネージャーとなり、3,000億円の運用を担当。その後も野村證券グループ、ボウエンキャピタルマネジメントにて実績を上げる。

1998年単年、および1997年から2001年までの5年間のパフォーマンスがオフショア日本株ファンドで第1位。信用格付機関スタンダード&プアーズから表彰される。

2001年には経済誌『Forbes』にて「世界のファンドマネージャートップ20」の一人に選出。

2003年、資産運用会社「ムーンライトキャピタル株式会社」を設立。

2009年7月、2009/2010年度の国際著名人年鑑「International WHO’S WHO of Professionlas」の一人に選出される。

2011年2月以降「ムーンライトキャピタル株式会社」の財務状況が芳しくないことから金融商品取引法に基づく行政処分業務改善命令及び業務停止命令)を繰り返し受ける[2]

2012年2月10日、税金未払いや財務状況の改善が見られないことから「ムーンライトキャピタル株式会社」が運用業者登録取り消しの行政処分[2]

現在、2008年設立の投資顧問会社「株式会社グロースアドバイザーズ」の主席分析者を務める。なおグロースアドバイザーズは、顧客取引に基づく価格変動を利用して自己の利益を図る投資助言行為という投資者の信頼を損ねる行為が長期間にわたり行われていたとして2018年3月に関東財務局より業務改善命令の行政処分を受けている[3]

雑誌

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  • 経済誌『Forbes』2001年8月号にて「世界のファンドマネージャートップ20」の一人に選出。

脚注

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  1. ^ 竹村尚子|プロフィール|HMV&BOOKS online”. www.hmv.co.jp. 2022年11月4日閲覧。
  2. ^ a b 金融庁(平成24年2月10日) ムーンライトキャピタル株式会社に対する行政処分について
  3. ^ 関東財務局(平成30年3月2日)株式会社グロースアドバイザーズに対する行政処分について

参考文献

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  • 竹村尚子『すぐ動く人は知っている』サンマーク出版、2010年3月。ISBN 978-4-7631-3035-8 

外部リンク

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