JRA競馬博物館
東京都府中市の東京競馬場内にある展示施設
(競馬博物館から転送)
JRA競馬博物館(ジェイアールエーけいばはくぶつかん)は、日本中央競馬会(JRA)が運営する競馬を専門にした展示施設。
JRA競馬博物館 | |
---|---|
2010年2月3日撮影 | |
施設情報 | |
正式名称 | JRA競馬博物館 |
前身 | 中央競馬メモリアルホール |
専門分野 | 競馬・馬事文化 |
管理運営 | 公益財団法人馬事文化財団 |
開館 | 1991年10月26日 |
所在地 |
〒183-8550 東京都府中市日吉町1-1 JRA東京競馬場内 |
位置 | 北緯35度39分58.9秒 東経139度29分17.3秒 / 北緯35.666361度 東経139.488139度座標: 北緯35度39分58.9秒 東経139度29分17.3秒 / 北緯35.666361度 東経139.488139度 |
外部リンク | JRA競馬博物館 |
プロジェクト:GLAM |
概要
編集1985年に東京競馬場内レストハウスに設置された、顕彰馬の紹介などを行う「メモリアルホール」を拡充する形で[1]、1991年10月26日にオープンした[2]。
東京競馬場(東京都府中市)の敷地内にあり、競馬の誕生から日本の競馬の普及・発展、歴史、競馬開催の舞台裏など、競馬のあらゆる情報といった常設展や、競馬・馬事文化に関する特別展示が随時実施されている。
施設
編集出入口周辺の遊歩道は、東京競馬場と姉妹提携を結ぶエプソム競馬場のコースを象っており「エプソム遊歩道」の愛称がつけられている[1]。
エントランスホールに続いて中庭に沿い、メモリアルホールと映像ホール、ミュージアムパドックとギャラリー、また特別展示室がある。2Fには、展示室・展示室2・展示室3・テーマコーナーとロビーがある。
施設内ではJRA顕彰馬・調教師・騎手顕彰者の功績を讃える展示が行われており、日本中央競馬会(JRA)によって競走馬や競馬関係者が顕彰されることを「殿堂入り」ともいう。顕彰者は当初顕彰馬と共に展示されていたが、増築された2009年より別々に展示されている[3]。
- 1階
- 馬の学び舎(まなびや) ミュージアム・ホール - サラブレッド・ばん馬・日本在来馬の3頭の馬像による馬種の比較、150インチスクリーンによる映像上映の他企画展も実施。
- ライヴシアター「Thoroughbred」 - 壁面3面・底面1面の4面スクリーンと5.1chサラウンドによる映像展示。
- なりきりジョッキー - 顔写真を登録し8種いずれかの勝負服と合成しレースに出走するイメージを展開する。
- 競馬の殿堂 - JRA顕彰馬の肖像画・ブロンズ像・関係資料や顕彰者のブロンズ盾レリーフやプロフィールパネルを展示。当初は「メモリアルホール」としていた。
- ギャラリー・特別展示室 - 春秋の東京競馬場での開催毎に変更する形で特別展を実施。
- 2階
- 展示室1 - 「競馬の発展-300年ロマンの道のり-」と題して競馬の起源から日本を含む世界各国の競馬の歴史を紹介。
- 展示室2 - 東京競馬場の歴史を紹介する「東京競馬場歴史絵巻」、サラブレッドの一生、発馬機一式、サイアーライン等競馬の様々な側面を紹介。
- 展示室3 - 企画展や特別展会場として使用。当初は「今日の競馬」として現代の競馬事情を紹介した。
- 過去の展示
- 映像ホール - 9面のスクリーンを用いた全円周映像を上映。馬の学び舎ミュージアム・ホールに転換。
- ミュージアムパドック - 最大8組の来場者に対応した対戦型競馬ゲーム「レーシングシミュレーション」、過去の重賞競走等の映像を再生可能な「重賞競走ビデオボックス」、JRA関係ウェブサイト閲覧用のパソコン、レース映像配信サービス「JRAレーシングビュアー」・レース予想データサービス「JRA-VAN NEXT」端末を設置。ライブシアターThoroughbred・なりきりジョッキーコーナーに転換。
- 営業
脚注
編集- ^ a b 馬事施設紹介JRA競馬博物館 - Hippophile 2001年5月号(日本ウマ科学会)
- ^ “JRAヒストリー 1993-1984”. ビデオギャラリー. 日本中央競馬会. 2011年7月13日閲覧。
- ^ “中央競馬ニュース 競馬博物館メモリアルホールがリニューアル”. Racing Topics. 日本中央競馬会 (2009年2月1日). 2011年7月13日閲覧。