立川裕二

日本の物理学者

立川 裕二(たちかわ ゆうじ、1979年10月5日 - )は、日本理論物理学者東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構教授。専門分野は素粒子物理学、特に超弦理論における場の理論数理物理など[1]大阪府富田林市出身。

経歴

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灘中学校・高等学校在学中には、国際数学オリンピックの日本代表に2回選出された。1995年(日本予選:中学3年[2][3]、国際大会:高校1年)の第36回カナダ大会、1996年(日本予選:高校1年[2][3]、国際大会:高校2年)の第37回インド大会に連続出場し、共に銀メダルを獲得した[4]。当時のメンバーに中島さち子がいる[4]

1998年、灘高等学校を卒業後、東京大学理科一類入学、東京大学理学部物理学科卒業。2006年、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。2006年、プリンストン高等研究所自然科学部門(School of Natural Sciences)博士研究員。2010年、東京大学数物連携宇宙研究機構特任助教。2012年、東京大学理学部物理学科准教授、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構科学研究員。2016年、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構教授

研究 

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超弦理論に関する重力理論、数理物理、及び超対称性のある4次元場の理論。AGT対応の発見者。

受賞等歴 

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脚注

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  1. ^ 立川裕二博士の研究業績概要
  2. ^ a b 日本数学オリンピック(JMO)とは?
  3. ^ a b 日本数学オリンピック(JMO)の成績
  4. ^ a b 国際数学オリンピック(IMO)における日本選手の成績数学オリンピック財団HP。
  5. ^ Hermann Weyl Prize
  6. ^ 立川裕二准教授がヘルマン・ワイル賞を受賞
  7. ^ BREAKTHROUGH PRIZE AWARDED $22 MILLION IN SCIENCE PRIZES - Breakthrough Prize
  8. ^ ICM Plenary and Invited Speakers 国際数学者連合公式サイト(英文)

外部リンク

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