立川桃
立川 桃(たつかわ もも、2001年1月6日 - )は、愛媛県四国中央市出身の、日本の柔道選手。階級は63kg級。身長158cm。血液型はB型。組み手は左組み。得意技は大内刈[1]。姉に48㎏級の立川莉奈、兄に73㎏級の立川新がいる[2]。
獲得メダル | ||
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日本 | ||
柔道 | ||
グランドスラム | ||
銀 | 2024 タシケント | 63㎏級 |
グランプリ | ||
金 | 2023 リンツ | 63kg級 |
経歴
編集柔道は3歳の時に川之江柔道会で始めた[1]。川之江北中学から新田高校に進むと、2年の時には高校選手権の63㎏級で3位になった[1][3]。3年の時には全日本カデで2位、インターハイでは5位だった[1]。
2019年に東海大学へ進学すると、1年の時には学生体重別、優勝大会、体重別団体と全国タイトルを総なめにした[4][5][6]。3年の時には優勝大会で優勝したものの、学生体重別では2位、体重別団体では3位だった[4][5][6]。4年の時には1年生以来となる学生体重別、優勝大会、体重別団体の3冠を達成した[4][5][6]。講道館杯では準決勝でコマツの高市未来に縦四方固で敗れるも3位になった[7]。
2023年からはALSOKの所属となった。4月の体重別では準決勝でブイ・テクノロジーの嘉重春樺と対戦すると、一旦は腕挫十字固で敗れた。しかしながら、所属先の監督である小橋秀規の抗議もあって試合後に改めてビデオ判定がなされると、関節を極められる直前に相手が反則負けの対象となる立ち姿勢からの腕挫腋固を仕掛けたことが確認されたため、敗者から一転して勝者となった。決勝ではJR東日本の土井雅子を反則勝ちで破って、シニアの全国大会で初優勝を飾った[8][9][10]。5月のグランプリ・リンツでは決勝で警視庁の渡邉聖子に反則勝ちして、IJFワールド柔道ツアー初優勝を飾った[11][12]。2024年3月のグランドスラム・タシケントでは準決勝で世界2位であるスロベニアのアンドレヤ・レシキに反則勝ちするも、決勝ではオリンピックチャンピオンのクラリス・アグベニューに十字固で敗れて2位だった[13][14]。4月の体重別では初戦で敗れた[15]。 11月の講道館杯では3位だった[16]。
戦績
編集- 2018年 - 高校選手権 3位
- 2018年 - 全日本カデ 2位
- 2018年 - インターハイ 5位
- 2019年 - 優勝大会 優勝
- 2019年 - 学生体重別 優勝
- 2019年 - 体重別団体 優勝
- 2020年 - ヨーロッパオープン・ブラチスラヴァ 2位
- 2021年 - 優勝大会 優勝
- 2021年 - 学生体重別 2位
- 2021年 - 体重別団体 3位
- 2022年 - 優勝大会 優勝
- 2022年 - 学生体重別 優勝
- 2022年 - 体重別団体 優勝
- 2022年 - 講道館杯 3位
- 2023年 - 体重別 優勝
- 2023年 - グランプリ・リンツ 優勝
- 2024年 - グランドスラム・タシケント 2位
- 2024年 - 講道館杯 3位
(出典[1]、JudoInside.com)
脚注
編集- ^ a b c d e 「柔道全日本強化選手名鑑 2022」近代柔道 ベースボールマガジン社、2022年4月号
- ^ 立川桃(東海大学柔道部/愛媛県四国中央市出身)第2回「懸命に背中を追ったあの日」
- ^ 全国高等学校柔道選手権大会
- ^ a b c 全日本学生柔道体重別選手権大会
- ^ a b c 全日本学生柔道優勝大会
- ^ a b c 全日本学生柔道体重別団体優勝大会
- ^ 講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
- ^ ウルフが男子100キロ級V 女子78キロ超級は冨田―選抜体重別柔道 時事通信 2023年4月2日
- ^ 異例の判定変更で勝敗逆転 ビデオ検証で反則技を認定 柔道全日本選抜体重別選手権 スポーツニッポン 2023年4月2日
- ^ 2023年全日本選抜柔道体重別選手権大会
- ^ 立川桃が女子63キロ級で優勝 柔道のグランプリ大会 産経新聞 2023年5月27日
- ^ Grand Prix Upper Austria 2023
- ^ 五輪内定の永瀬貴規、新添左季3位 グランドスラム・タシケント大会/柔道 サンケイスポーツ 2024年3月2日
- ^ Tashkent Grand Slam 2024
- ^ 2024年全日本選抜柔道体重別選手権大会
- ^ 2024年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
- ^ World ranking list
外部リンク
編集- 立川桃 - JudoInside.com のプロフィール