穂積亮次
穂積 亮次(ほづみ りょうじ、1952年〈昭和27年〉9月21日[2] - )は、日本の政治家。元新城市長(4期)、元鳳来町長(1期)。
穂積 亮次 ほづみ りょうじ | |
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生年月日 | 1952年9月21日(72歳) |
出生地 | 東京都文京区 |
出身校 | 東京都立小石川高等学校中退 |
前職 | 鳳来町長 |
所属政党 | 無所属 |
配偶者 | 石渡孝子(集英社役員・過去MEN'S NON-NO発行人・現在マリソル発行人) |
親族 |
祖父・鈴木麟三(衆議院議員) 祖父 小畑忠良 (愛知県知事) [1] 父・穂積七郎(衆議院議員) |
公式サイト | ほづみ亮次 後援会公式サイト |
当選回数 | 4回 |
在任期間 | 2005年11月13日 - 2021年11月12日 |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2004年11月 - 2005年9月30日 |
来歴
編集東京都文京区出身。1968年、東京都立小石川高等学校中退。1969年、佐藤首相訪米阻止闘争に参加し、武器に使うはずの鉄パイプの受け取りに失敗して近くの墓地から抜き取った板塔婆で機動隊に挑み、兄とともに逮捕される[3]。
マルクス主義青年同盟(現:「がんばろう、日本!」国民協議会)の運動に参加した。
1975年の岡山大学北津寮襲撃事件では、寮生をひき殺したマイクロバスの上で「行け。突っ込め」と指揮を執っていた。穂積は傷害致死容疑で岡山県警察から指名手配を受け、幼い息子を両親に預けて地下に潜ったが、6年後にセクトが家宅捜索を受けた際に発見されて逮捕される。最高裁判所まで争ったのち、1990年に懲役4年6月の実刑判決が確定し服役。2年後に甲府刑務所を出所した[3]。
出所後まもなく母が死去し、愛知県の東三河の鳳来町に戻り父の介護をする。1995年に父が死去した後、相続した山林で林業経営を行う[3]。1997年に有限会社穂積林業を設立、代表取締役に就任する。
政治家へ
編集2002年、翌年の愛知県議会議員選挙に北設楽郡及び南設楽郡選挙区(定数1)から立候補する意向を表明[4]。
2003年2月18日、中傷ビラが選挙区内にばらかまれているとし、旧南設楽郡選挙区の自民党現職の佐宗靖ひろの後援会支部役員3人を相手どり、名古屋地裁豊橋支部に配布中止・禁止を求める仮処分申請をした[5]。同年3月7日に両者は和解したが[6]、4月の県議選で佐宗に敗れ落選。
2004年11月、鳳来町長選挙に立候補し、元町議会議長の前沢光晴を破り初当選[7]。同年12月、高校の同級生の石渡孝子(現在、集英社役員)と結婚[8]。
2005年10月1日、鳳来町は作手村と新城市(旧)と合併し、新城市(新)が誕生する。それに伴って同年11月13日に行われた新城市長選挙に、市長給与20%削減、助役と教育長の給与10%削減、収入役廃止などを公約に掲げ立候補。対立候補は元新城市助役の小林常男と元新城市議の関口真史。小林は前市長の山本芳央を後援会長に迎え、自民党の佐宗靖ひろ県議(北設楽郡及び南設楽郡選挙区)、同党の加藤実県議(新城市選挙区)の支援を受けており本命馬とみられていたが[9]、穂積が2候補を破り初当選を果たした(穂積16,904票、小林12,838票、関口4,336票)。投票率は80.71%[10]。
2009年11月1日の新城市長選挙に、民主党と自由民主党の推薦を得て無所属で出馬。元市長の山本芳央の長男の山本拓哉[11]、元新城市議の白井倫啓らを破り、再選。投票率は77.32%[12]。
2013年11月10日の新城市長選挙に、自民党と民主党と生活の党の推薦を得て無所属で出馬。2009の市長選に続いて出馬した山本拓哉を接戦の末に退け、3選を果たした(穂積14,724票、山本13,813票)。投票率は71.07%[13]。
2017年10月30日の新城市長選挙に、無所属で出馬し、4選(穂積13,461票、山本拓哉8,248票、白井倫啓5,648票)。投票率は69.23%[14]。
新城市長として
編集- 2014年12月、市議会定例会に新城市若者議会条例案を提出[15]。若者議会は議会で可決され、2015年4月1日に制定。同年6月3日、第1回の若者議会が開催される[16]。16~29歳の若い世代の市民が税金の使い道を決め、若者議会が市長に答申した施策は翌年度の市の事業として予算化される点が、他の自治体の模擬議会とは異なる。図書館の改善、若者による防災会の組織など実現した事業も多い。2018年度に若者議会が提案した一つが「若者議会を漫画でPRする」事業。豊橋市出身の漫画家、佐野妙に依頼し、2020年2月に若者議会を紹介する冊子が完成した[17][18]。
脚注
編集- ^ 高碕達之助のアジア版「シューマン・プラン」構想―戦後日中経済交流の原型―
- ^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、245頁。
- ^ a b c d “百年のこと 第一部 家族写真 (2) 「主義」に生きた若き日々 情熱と過ち・・・父も子も”. 朝日新聞: p. 31. (1999年1月3日)
- ^ 『中日新聞』2002年12月10日付朝刊、東三河総合、23面、「小林県議が引退へ 北設楽郡区 自民支部大会で表明 来春の県議選 少なからぬ影響」。
- ^ 『中日新聞』2003年2月28日付朝刊、東三河版、20面、「中傷ビラに仮処分申請 県議選出馬予定 鳳来の穂積亮次氏」。
- ^ 『中日新聞』2003年3月7日付朝刊、東三河版、22面、「中傷ビラ配布禁止 求めた仮処分和解 きょう鳳来の穂積さん」。
- ^ 『中日新聞』2004年11月8日付朝刊、県内版、20面、「鳳来町長選 穂積氏が初当選」。
- ^ 『中日新聞』2005年11月8日付朝刊、東三河版、16面、「新城市長選 3候補の横顔」。
- ^ とことん蒲郡 2005.12.24
- ^ 新城市長選挙 - 2005年11月13日投票 | 愛知県新城市 | 選挙ドットコム
- ^ “訃報 山本芳央さん 88歳=元新城市長 /愛知”. 毎日新聞. (2019年8月3日) 2020年3月10日閲覧。
- ^ ザ選挙 - 新城市長選挙(2009/11/1投票)結果
- ^ “接戦制して穂積氏3選”. 東海日日新聞. (2013年11月11日) 2013年11月11日閲覧。
- ^ “新城市長選:穂積亮次氏が4選 - 毎日新聞” (日本語). 毎日新聞 2018年4月5日閲覧。
- ^ 新城市議会会議録 平成26年12月定例会(第1日)本文 2014-12-05。
- ^ 第1期新城市若者議会(平成27年度) - 新城市
- ^ 宮沢崇志 (2020年3月11日). “「若者議会知っとる?」紹介漫画を本気で作ったら…”. 朝日新聞 2020年3月11日閲覧。
- ^ 安藤聡 (2020年3月4日). “新城市若者議会の活動を漫画で紹介”. 東愛知新聞 2020年3月11日閲覧。
- ^ “新城市長リコール問題 - 毎日新聞” (日本語). 毎日新聞 2018年5月14日閲覧。
- ^ “愛知・新城市新庁舎:40億円見直し案 反対の市民団体「まだ高い」 年明け、市長リコール署名へ - 毎日新聞” (日本語). 毎日新聞 2018年5月14日閲覧。
- ^ “第62号議案 新城市特別職の職員で常勤のものの期末手当の特例に関する条例の制定” (PDF). 新城市議会 (2020年5月14日). 2020年6月14日閲覧。
- ^ “愛知)コロナで31市町長ら給与削減 10~30%程度”. 朝日新聞. (2020年6月13日) 2020年6月14日閲覧。
- ^ “令和2年5月臨時会議決結果” (PDF). 新城市議会 (2020年5月14日). 2020年6月14日閲覧。
- ^ “令和2年新城市議会6月定例会議事日程(第1号)” (PDF). 新城市議会. 2020年6月28日閲覧。
- ^ “市長選公開討論会条例を上程 新城市/市民の参政意識の向上図る”. 東日新聞. (2020年6月4日) 2020年6月28日閲覧。
- ^ “市長選討論会を、新城市が条例化 JC弱体化、全国初”. 中日新聞. (2020年6月27日) 2020年6月28日閲覧。
外部リンク
編集- ほづみ亮次 後援会公式サイト
- 山の舟歌・第2章(新城市長ブログ)
- 穂積亮次 (@kiboutoshi) - X(旧Twitter)
公職 | ||
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先代 創設 |
愛知県新城市長 2005年 - 2021年 |
次代 下江洋行 |
先代 下江利幸 |
愛知県鳳来町長 2004年 -2005年 |
次代 廃止 |