穂岐山 波雄(ほきやま なみお、1891年明治24年〉 - 1935年昭和10年〉2月)は、日本の武道師範。無双直伝英信流居合術第18代宗家[1][2]帝国陸軍中尉

来歴

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1891年(明治24年)、高知県長岡郡(現・高知市)に生まれる。先祖は旧長宗我部氏の家臣[1]

居合無双直伝英信流第17代宗家・大江正路子敬に師事しこれを修行した[1]軍隊での階級帝国陸軍中尉[1]

1921年(大正10年)、無双直伝英信流居合術第17代宗家・大江正路子敬より第18代を継承する[1]

1927年(昭和2年)、大阪河野稔に招聘され、初めて大阪で真剣居合道を指導。後に第20代宗家となる河野百錬稔が入門[1]

1933年(昭和8年)、坂上隆祥が入門。

1935年(昭和10年)2月死去[1]。享年45歳。

1941年(昭和16年)10月26日、「穂岐山波雄先生霊慰祭」が挙行され、居合の演武が奉納される[1]

補註

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  1. ^ a b c d e f g h 『居合道真諦』河野百錬著、私家版、1950年(昭和25年)
  2. ^ 『板垣精神 -明治維新百五十年・板垣退助先生薨去百回忌記念-』”. 一般社団法人 板垣退助先生顕彰会 (2019年2月11日). 2020年9月1日閲覧。

参考文献

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先代
大江正路子敬
無双直伝英信流
第18代宗家
穂岐山波雄
1921年 - 1935年
次代
福井春政鉄骨