稲葉信義
稲葉 信義(いなば のぶよし、1947年または1948年[1] - )は、日本の地方公務員。仙台市ガス事業管理者、同市副市長を歴任。瑞宝中綬章受章。
人物・経歴
編集1972年 (昭和47年) 仙台市役所採用、2003年 (平成15年) 同市民局長[2]、同ガス事業管理者、2009年10月 仙台市副市長就任[3]。2010年4月 東北大学教授が同市若林区に大津波が来る可能性を指摘したため、同区の住民約1万4000人が、盛土の上を走る仙台東部道路を避難場所に指定するよう求める署名を区役所などに提出。しかし同市は認めず、翌2011年3月の東日本大震災で同区は甚大な被害となった。同年9月 その経緯から稲葉は「地元の方から可能性を指摘されながら、被害想定を超える災害だったために多くの人命を失い、市として真摯に反省する」と謝罪した[4]。2013年10月 副市長再任[5]。2017年8月 仙台市長選挙で郡和子が当選。稲葉は郡の登庁初日に辞表を提出し、郡は慰留したが同月末で辞職した[6]。
その他役職
編集栄典
編集脚注
編集- ^ a b “令和3年秋の叙勲勲章受章者名簿P33”. 総務省. 2024年12月13日閲覧。
- ^ 平成15年 2003年6月9日付 官報 本紙 第3623号 11頁
- ^ 平成21年 2009年11月4日付 官報 本紙 第5187号 8頁
- ^ “宮城知事「情報連絡、当初は不十分だった」”. 日本経済新聞 (2011年9月11日). 2024年12月13日閲覧。
- ^ 平成25年 2013年10月31日付 官報 本紙 第6162号 10頁
- ^ “「現場主義」など方針訓示 郡仙台市長が初登庁”. 産経新聞 (2017年8月23日). 2023年12月13日閲覧。
- ^ “株式会社ベガルタ仙台 専務取締役就任のお知らせ”. ベガルタ仙台. 2023年12月13日閲覧。
- ^ “学校法人北杜学園 役員名簿”. 学校法人北杜学園 (2022年4月1日). 2023年12月13日閲覧。