秋本食品
秋本食品株式会社(あきもとしょくひん、英: AKIMOTO FOODS Co.,Ltd.)は、神奈川県綾瀬市早川に本社を置く、漬物の製造・販売を行う企業。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒252-1123 神奈川県綾瀬市早川2696-11[1] |
設立 | 1933年10月19日[1] |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 1021001028928 |
事業内容 | 漬物の製造・販売 |
代表者 |
秋本大典(代表取締役会長)[1] 秋本善明(代表取締役社長)[1] |
資本金 | 8,000万円[1] |
売上高 | 137億円(2012年)[2] |
従業員数 | 309名[1] |
主要子会社 |
株式会社アキモ 株式会社鎌倉あきもと |
外部リンク | http://www.akimoto.co.jp/ |
概要
編集1933年(昭和8年)に「秋本漬物工業」[3]として創業[4]。創業者の秋本信善が神奈川県藤沢市において沢庵漬けの修行を始めた1933年10月19日[1]を創業日として定めている[3][5]。2代目社長である秋本善幸は大根の品種改良も手がけ[3]、1958年(昭和33年)に行われた全国漬物品評展示会では内閣総理大臣賞、農林大臣賞を受賞した[3][6][7]。創業当初は藤沢市から鎌倉市にかけて販路を持っていたが[4]、先述の受賞をきっかけとして[3]首都圏中心に全国規模へ成長した[3][4][6]。自社工場における漬物製造の他、中小漬物メーカーからの買い付けや卸売・小売も手がけ[8]、1979年(昭和59年)からは惣菜の製造にも進出している[4]。
2012年(平成24年)現在、漬物業者の売上高としてはピックルスコーポレーション、東海漬物に次いで第3位につく[2]。関東・東北・東海地方[7]ないし日本全国[6]で大きなシェアを持つと報じられている。また、東京ソラマチに直営店を出店している[9]。
本社工場には物故社員を祀る社員供養塔の他、食材となった野菜を祀る野菜供養塔があり、毎朝社員一同拝礼する習わしがある[4]。
秋本食品が6割強を出資するグループ企業として株式会社アキモ(旧・栃木秋本食品株式会社、2006年(平成18年)3月21日に社名変更)があり[10]、秋本食品とは別に独自の商品開発を行っている[11]。
沿革
編集- 1933年(昭和8年) - 創業者の秋本信善によって野菜の漬物加工を開始。
- 1941年(昭和16年) - 神奈川県内に4工場開設。社名を秋本食糧工業社に変更。
- 1960年(昭和35年) - 栃木県宇都宮市に分工場としてキヌ川食品株式会社を設立。
- 1973年(昭和48年) - キヌ川食品を栃木秋本食品株式会社に社名変更。
- 1974年(昭和49年) - 静岡秋本食品株式会社を開設。
- 1982年(昭和57年) - 創立50周年。社名を秋本食品株式会社に変更。
- 1996年(平成8年) - 神奈川の漬物・土産店として鎌倉あきもとを開店。
- 2002年(平成14年) - 綾瀬市に湘南工場・物流センターを開設。本社機能を移転。
脚注
編集- ^ a b c d e f g “会社概要” (日本語). 会社案内. 秋本食品 (2014年10月8日). 2014年11月26日閲覧。
- ^ a b “ピックルスコーポレーション:キムチ、惣菜等が好調で過去最高の売上高を達成” (日本語). 決算情報 Media-IR. 日本インタビュ新聞社 (2012年10月23日). 2014年11月26日閲覧。
- ^ a b c d e f 松田文彦 (2005年9月14日). “秋本幸男(あきもとゆきお)さん(秋本食品社長)【人・Story】” (日本語). フジサンケイ ビジネスアイ(トレンド、Bナビ) (日本工業新聞新社): p. 28 - G-Searchにて2014年11月24日閲覧。
- ^ a b c d e 菅野由一 (1991年12月28日). “秋本食品―低塩分漬物が急伸(地方の元気印中核企業全国サーベイ)” (日本語). 日経産業新聞 (日本経済新聞社): p. 10 - 日経テレコンにて2014年11月25日閲覧。
- ^ “神奈川県鎌倉市「鎌倉あきもと」を訪ねる” (日本語). リアル提携事業. コロプラ. p. 5 (2009年10月1日). 2014年11月26日閲覧。
- ^ a b c “「高座豚キムチ」誕生 味の仕上げは、あなたの声で 綾瀬で27日試食販売/神奈川県” (日本語). 朝日新聞(朝刊、横浜、1地方) (朝日新聞社). (2011年8月23日) - 聞蔵IIビジュアルにて2013年6月19日閲覧。
- ^ a b “"綾瀬グルメ"開発へ あす「復活祭」でテストマーケティング” (日本語). タウンニュース(綾瀬版). タウンニュース社 (2011年8月26日). 2014年11月26日閲覧。
- ^ “秋本食品、初の日本栄養食品協会JSDマークの“自然漬物”を発売” (日本語). 日経産業新聞 (日本経済新聞社): p. 9. (1984年3月3日) - 日経テレコンにて2014年11月25日閲覧。
- ^ “漬物特集:鎌倉あきもと、まるこし 東京ソラマチにテナント出店(特集/農産加工)” (日本語). 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社): p. 1. (2012年6月23日). オリジナルの2014年11月29日時点におけるアーカイブ。 2016年2月11日閲覧。
- ^ “栃木秋本食品が来月、「アキモ」に社名を変更” (日本語). 日本経済新聞(地方経済面、栃木) (日本経済新聞社): p. 42. (2006年2月22日) - 日経テレコンにて2014年11月25日閲覧。
- ^ 植竹侯一 (2013年10月16日). “漬物応用 野菜ジェラート 秋本 薫社長 51 アキモ(トップ 戦略を聞く)” (日本語). 読売新聞(地域、栃木) (読売新聞社) 2014年11月25日閲覧。