秀和幡ヶ谷レジデンス
秀和幡ヶ谷レジデンス(しゅうわはたがやレジデンス)は、東京都渋谷区にある集合住宅である。
秀和幡ヶ谷レジデンス | |
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情報 | |
用途 | 集合住宅 |
階数 | 10 |
竣工 | 1974年 |
所在地 | 東京都渋谷区幡ヶ谷1丁目30-1 |
座標 | 北緯35度40分32.71秒 東経139度40分30.54秒 / 北緯35.6757528度 東経139.6751500度座標: 北緯35度40分32.71秒 東経139度40分30.54秒 / 北緯35.6757528度 東経139.6751500度 |
概要
編集異常なルール
編集かつて管理組合の理事が20年以上実権を握り、異常と思われるルールが多数存在した。以下はその一例である。
- 廊下での立ち話や携帯電話の使用は禁止。
- 洗濯物をベランダに干してはいけない[4]。
これらを破ると管理人に責め立てられるという[5]。
これらの内容は基本的に管理規約には書かれていないが、「書面による理事会の同意を得ること」という文章を根拠に、規約や総会決議にないさまざまなルールが追加されていったという[6]。反発した住民もいたが、「8割の住民の賛同を得ている」と、一向に取り合わなかった[7]。また、反対運動は広がる前に潰されており、関係者は露骨な嫌がらせを受けていた[8]。
ルールが存在した時期は、この物件の価格はこの地域の他の物件よりも数百万円ほど安くなっていた[9]。
管理組合との闘争
編集2018年に有志による反対運動が開始した。この年の総会では、管理費の値上げについての住民からの質問に対し、理由が一向に明示されなかったうえ、質問者への人格攻撃もなされた[10]。月に1〜2回、マンションから離れた喫茶店で相談をしていた[11]。
2021年11月6日の総会では、4度の集計の繰り返しおよび会場にいた賛同者の票を加え、総会出席議決権数268票に対して過半数の138票を獲得し、管理組合のメンバーが総入れ替えされた[12]。その後上記のようなルールはすべて撤廃された。
脚注
編集- ^ “通称「渋谷の北朝鮮」…!異常ルールで支配する管理組合を相手に立ち上がった住民たち…!ルポ「秀和幡ヶ谷レジデンス」(週刊現代,栗田 シメイ) @moneygendai”. マネー現代 (2024年3月10日). 2024年6月4日閲覧。
- ^ “渋谷区の好立地なのに1700万円のマンション 破格の理由は大量の謎ルール(全文)”. デイリー新潮 (2021年11月23日). 2024年6月4日閲覧。
- ^ “渋谷区の好立地なのに1700万円のマンション 破格の理由は大量の謎ルール(全文)”. デイリー新潮 (2021年11月23日). 2024年6月4日閲覧。
- ^ “渋谷区の好立地なのに1700万円のマンション 破格の理由は大量の謎ルール(全文)”. デイリー新潮 (2021年11月23日). 2024年6月4日閲覧。
- ^ “渋谷区の好立地なのに1700万円のマンション 破格の理由は大量の謎ルール(2ページ目)”. デイリー新潮 (2021年11月23日). 2024年6月4日閲覧。
- ^ “【メディア初】渋谷の「北朝鮮マンション」が解放されるまで~独裁管理組合が非常識ルール強要、秀和幡ヶ谷レジデンス戦記”. ダイヤモンド・オンライン (2023年12月4日). 2024年6月4日閲覧。
- ^ “通称「渋谷の北朝鮮」…!異常ルールで支配する管理組合を相手に立ち上がった住民たち…!ルポ「秀和幡ヶ谷レジデンス」(週刊現代,栗田 シメイ) @moneygendai”. マネー現代 (2024年3月10日). 2024年6月4日閲覧。
- ^ “通称「渋谷の北朝鮮」…!異常ルールで支配する管理組合を相手に立ち上がった住民たち…!ルポ「秀和幡ヶ谷レジデンス」(週刊現代,栗田 シメイ) @moneygendai”. マネー現代 (2024年3月10日). 2024年6月4日閲覧。
- ^ “渋谷区の好立地なのに1700万円のマンション 破格の理由は大量の謎ルール(2ページ目)”. デイリー新潮 (2021年11月23日). 2024年6月4日閲覧。
- ^ “通称「渋谷の北朝鮮」…!異常ルールで支配する管理組合を相手に立ち上がった住民たち…!ルポ「秀和幡ヶ谷レジデンス」(週刊現代,栗田 シメイ) @moneygendai”. マネー現代 (2024年3月10日). 2024年6月4日閲覧。
- ^ マンション内では監視が厳しく活動が困難であるため。
- ^ “通称「渋谷の北朝鮮」…!異常ルールで支配する管理組合を相手に立ち上がった住民たち…!ルポ「秀和幡ヶ谷レジデンス」(週刊現代,栗田 シメイ) @moneygendai”. マネー現代 (2024年3月10日). 2024年6月4日閲覧。