福沢良一
福沢 良一(ふくざわ りょういち、1951年10月31日[2][6] - )は、日本の男性俳優、声優、歌手、演出家。京都府出身[2][3]。旧芸名は、福沢 良(ふくざわ りょう)。
ふくざわ りょういち 福沢 良一 | |
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本名 | 吉田 勝美[1] |
別名義 |
福沢 良 武村 太郎 |
生年月日 | 1951年10月31日(73歳) |
出身地 | 日本・京都府[2][3][4] |
身長 | 170 cm[2] |
血液型 | A型[5] |
職業 | 俳優、声優、歌手 |
ジャンル | テレビドラマ、映画、ミュージカル、舞台、アニメ、吹き替え |
活動期間 | 1972年 - |
所属劇団 | 演技集団 朗 |
事務所 | 81プロデュース[3] |
公式サイト | 福沢良一 - 81プロデュースの公式サイト |
経歴
4歳の頃から本名の吉田勝美名義で劇団こまどりの子役として活動。
1970年に18歳でビクターから演歌歌手としてデビュー。翌年1971年に芸名を「福沢良」に改め、キャニオンからポップス歌手として再デビューし、1972年にCBSソニーから再々デビューをする。
第1子の誕生時、姓名判断で字画を一画増やすことを薦められて芸名を「福沢良一」に改名した[7]。
作曲家・いずみたくに師事し、主にミュージカルや舞台に出演[4]。
1970年代は神谷明、中尾隆聖、内田直哉らとユニット「フォーインワン」を結成し活動。
1973年放送の『ウルトラマンタロウ』では、武村太郎名義で主題歌と挿入歌を歌唱した。
現在は拓殖大学北海道短期大学客員教授も務める。
人物
趣味・特技はタップダンス、楽器(ギター、ドラム、ピアノ、他なんでも)[4]。
1973年以前には、『ウルトラマンタロウ』でウルトラの母=緑のおばさんを演じたペギー葉山が大家を務めたアパート・ドレミファ荘で部屋を借りていた[7]。
書籍類のインタビューを長らく受けなかったために詳細は不明とされていたが、2005年に『タロウ』のDVD発売時にインタビューを受けたのを機に、『タロウ』を取り扱った書籍類などのインタビューを受けている。
出演
テレビ番組
- ぎんざNOW(1972年、司会)
- ミッドナイトリサイタル(レギュラー司会)
- なかよしリズム(1976~78年度、NHK教育)[8]
- 「超豪華!!歌謡史決定版~ザ・ヒットメーカー作詞家・阿久悠40周年記念特別企画」(2005年12月29日、TBSテレビ)※ウルトラマンタロウを歌唱
- 第2回「キングラン アニソン紅白2010 supported by スカパー!」(2010年12月31日、スカパー!スカチャンHD)※ テッカマンの歌、ウルトラマンタロウを歌唱
テレビドラマ
テレビアニメ
- 手塚治虫の旧約聖書物語(1997年、ヴォーカル)
- ぜんまいざむらい(2006年、パラボーラ伯爵)
- BUZZER BEATER(2007年、ロイド)
- ゴルゴ13(2008年 - 2009年、ジャック、バルドー)
- スケアクロウマン(2008年、市長)
- COBRA THE ANIMATION(2010年、人面魚)
- 青の祓魔師 京都不浄王篇(2017年、当主、達磨の父)
ゲーム
- 零 〜月蝕の仮面〜(2008年)
吹き替え
映画
- マペットの夢みるハリウッド(ドクター・ティース/1981年)※LD版[8]
- エクトプラズム 怨霊の棲む家(ニコラス・ポペスク神父〈イライアス・コティーズ〉/2010年)
- ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(マンダンガス・フレッチャー/2010年)
- くまのプーさん(オウル〈歌〉/2011年)
- 美女と野獣(ダルク/2017年)
- プーと大人になった僕(オウル〈歌〉/2018年)
テレビドラマ
- WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え!
- 野王(チャ・シムボン〈コ・インボム〉)
アニメ
- きかんしゃトーマス(マードック)
- くまのプーさん クリストファー・ロビンを探せ!(オウル〈歌〉)
- ちいさなプリンセス ソフィア(マーリン)
- ティガー・ムービー プーさんの贈りもの(オウル〈歌〉)
- ポカホンタス(チーフ・パウアタン首長〈歌〉)
人形劇
- ザ・ブック・オブ・プー(オウル〈歌〉)
舞台
- 芸術座「巨人の星」(1972年、花形満)
- ミュージカル「おれたちは天使じゃない」(1982、1998 - 2005年)
- ミュージカル「とべ! アンパンマン アンパンマンとおむすびまん」(1983年、ナンカ・ヘンダー)
- 歌麿(1985年、1988年(アメリカ公演)、歌麿)
- サクセス・ストーリー
- プリズム
- 見はてぬ夢(1990、1997 - 1999、2001年、主役)
- 風と共に去りぬ(2003年)
- Steps Musical「boy be…」(2004年1月17 - 25日)
- 第9回東京芸術劇場ミュージカル月間 ミュージカル「カーネギーの日本人」(2007年2月10 - 13日)
- 2007都民芸術フェスティバル助成公演 ミュージカル「月のしずく」(2007年3月17 - 21日)
- Steps Musical「boy be…」(2008年5月15 - 18日)
- 歓喜の歌(2008年11月22 - 30日)
- 劇団岸野組「か・ら・く・り」(2009年10月16 - 25日)
- プリンセス・バレンタイン2~ROCK!PRINCESS~(2011年4月2・3日)
- 夏休み児童青少年演劇フェスティバル「わらし」(2012年8月4日)※演出
- 2012生命(いのち)のコンサート 音楽劇「赤毛のアン」(2012年11月3・4日)
- Steps Musical「組曲楽園」(2012年11月24 - 28日)
- オフ・ブロードウェイ・ミュージカル「グロリアス・ワンズー輝ける役者たちー」(2014年1月22 - 28日)
- ブロードウェイ・ミュージカル「日陰でも110度」(2014年10月20 - 26日)
- ロックミュージカル「ロミオとジュリエット 復活編」(2014年12月16 - 21日)
- KAATキッズ・プログラム2015 親子のためのファミリー・ミュージカル「ピノキオ~または白雪姫の悲劇~」(2015年8月8 - 16日)
- 口笛は誰でも吹ける(Anyone Can Whistle)(2015年12月17~23日)
- 吉田タケオ メモリアル「博品館劇場タップダンスフェスティバル2017」(2017年10月7・8日)※監修
- 坂戸エンターテイメント グランワルツカンパニー「big the Musical」(2018年4月3 - 7日)
- 「ひとり文芸ミュージカル『与謝野ワルツ』~巴里のあなたへ逢いに行く~」(2018年5月9日、第2部『パリの晶子』スペシャルゲスト)
- あ・うん♡ぐるーぷ 第二回公演「侍三銃士」(2018年8月7~9日)
- 吉田タケオ メモリアル「博品館劇場タップダンスフェスティバル2018」(2018年10月6・7日)※監修
- Heart Warming Story「ボクとママと発達障がい/ヘルプマークのトリセツ」(2018年10月17 - 22日)
- 俳優座劇場プロデュース「音楽劇 母さん」(2019年3月4 - 10日)
- しんゆりシアターミュージカル公演「ミラクル」(2019年10月14 - 20日)
- 吉田タケオ メモリアル 25周年記念3「博品館劇場タップダンスフェスティバル2019」(2019年11月2・3日)※監修
- ラ・テンペスタ(2019年11月20 - 24日、セバスチャン(その弟))
- ミュージカル座「マリオネット」(2020年1月15 - 20日、キノコおじさん)
ミュージカル座「アワード」(2020年4月15 - 19日)※新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ為公演延期ミュージカル座「スワンダフル」(2020年7月8 - 13日)※新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ為公演中止- 俳優座劇場プロデュース「音楽劇 母さん」再演(2021年11月19 - 21日)
- 俳優座劇場プロデュース「音楽劇 母さん」再演(2024年3月8 - 10日、紅録・柿親父・支配人)[9]
オーディオブック
その他コンテンツ
- シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ(2007年)
ディスコグラフィー
シングル
- 吉田勝美名義
発売日 | A/B面 | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 規格品番 | レーベル | 備考 |
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1970年
11月 |
A面 | 男の恋唄 | 橋本淳 | 中村泰士 | 森岡賢一郎 | POP-3 | ビクター | デビュー曲 |
B面 | 紅いこころの唄 |
- 福沢良名義
発売日 | A/B面 | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 規格品番 | レーベル | 備考 |
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1971年10月 | A面 | 扉のむこうで | 片桐和子 | 神山純 | 馬飼野康二 | A-79 | キャニオン | 再デビュー曲 |
B面 | 別れの朝 | |||||||
1972年 | A面 | 虹と雪のバラード | 河邨文一郎 | 村井邦彦 | 穂口雄右 | SH-3908 | ||
B面 | 札幌オリンピックの唄 | A面のインスト版 | ||||||
1973年5月21日 | A面 | 雨が降る | 安井かずみ | 筒美京平 | SOLB-30 | CBSソニー | 再々デビュー曲 | |
B面 | 永すぎた恋人たち | |||||||
1974年4月 | A面 | 自由であれば | 阿久悠 | SOLB-128 | ||||
B面 | さすらいの男 | 河村季里 | 葵まさひこ | |||||
1975年3月 | A面 | ゴッドファーザーPARTIIのテーマ(愛は誰の手に) | 千家和也 | Nino Rota | 川口真 | SOLB-267 | 『ゴッドファーザー PART II』主題歌 | |
B面 | Maybe I Love You | さいとう大三 | Richard Simon | 馬飼野康二 | ||||
1975年3月 | A面 | 霧の中へ | 喜多条忠 | 浜圭介 | 萩田光雄 | SOLB-390 | ||
B面 | この愛にすべてを | 田山雅充 | ||||||
1976年11月 | A面 | 愛は歩みはじめる | 加藤日出男 | 山本晃久 | 船山基紀 | 06SH-102 | ||
B面 | わかれ道にしるべはない | 岡本正 | ||||||
1977年8月 | A面 | 都会の片隅で | なかにし礼 | 川口真 | 06SH-203 | 『刑事コジャック』主題歌 | ||
B面 | 青い酒場 | |||||||
1978年4月 | A面 | バタフライ | Danyel Gerard, Ralph Barnet | 高田弘 | 06SH-267 | 『おはよう700』キャラバンIIテーマ曲 | ||
B面 | ホテル・カリフォルニア | Don Felder, Don Henley & Glenn Frey、(訳詞:夏目三四郎) | 馬飼野康二 | |||||
1978年4月 | A面 | バタフライ(日本語版) | Danyel Gerard, Ralph Barnet
(訳詞:兼松正人) |
高田弘 | 06SH-339 | |||
B面 | バタフライ(英語版) | Danyel Gerard, Ralph Barnet | ||||||
1979年11月 | A面 | Tomorrow | 岩谷時子 | いずみたく | 萩田光雄 | 06SH-678 | 「福沢良 & BEANS」名義 | |
B面 | 今・今・今 | 藤田敏雄 | 淡野保昌 | |||||
発表年不明 | A面 | ナナ | 岩谷時子 | 北原じゅん | 蘭広昭 | UE-513 | テイチク | プロモーション盤 |
B面 | 甘い誘惑 | 佐々木ひろと | 小田啓義 |
- 武村太郎、少年少女合唱団みずうみ名義
発売日 | A/B面 | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 規格品番 | レーベル | 備考 |
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1973年4月10日 (1978年) |
A面 | ウルトラマンタロウ | 阿久悠 | 川口真 | AMON-5 (TV(H)-47) |
東京レコード (キングレコード) |
『ウルトラマンタロウ』主題歌 | |
B面 | ウルトラ6兄弟 | 『ウルトラマンタロウ』挿入歌 |
その他
- NHK なかよしリズム(1976年、CBSソニー、「福沢良」名義、ひばり児童合唱団との4曲入り17cmコンパクトLP盤2枚発売)
- 0歳から99歳までの童謡 いっしょけんめい/セントバーナード犬と旅びと(WLS-13、オールスタッフ音楽しょっぱん者、「福沢良」、「吉田勝美」名義)
カバー
- よいこにおくろ テレビ主題歌ヒット・ソング(1980年、CBSソニー)
- 仮面ライダースーパー1(『仮面ライダースーパー1』OP、「福沢良 & フォーリーズ」名義)
- 風になれ(『がんばれ元気』OP、「福沢良 & フォーリーズ」名義)
- 太陽の使者・鉄人28号(『太陽の使者 鉄人28号』OP、「福沢良」名義)
- テレビ主題歌ヒットソング大行進'81(1981年、CBSソニー)
- 輝け!サンバルカン(『太陽戦隊サンバルカン』挿入歌、「福沢良 & ひばり児童合唱団」名義)
- TVアニメ スーパー・ヒーロー(1983年、CBSソニー)
- テレビマンガ大行進 '85(1985年、徳間ジャパン)
- 電撃戦隊チェンジマン(『電撃戦隊チェンジマン』OP)
- NEVER STOP チェンジマン(『電撃戦隊チェンジマン』ED)
- 超電子バイオマン(『超電子バイオマン』OP)
- 宇宙刑事シャイダー(『宇宙刑事シャイダー』OP)
- テレビマンガ大行進 '85 PART2(1985年、徳間ジャパン)
- 炎のキン肉マン(『キン肉マン』OP、「吉田勝美」名義)
- おれが正義だ!ジャスピオン(『巨獣特捜ジャスピオン』OP)
- サンタさんがやってきた!ファミリー・クリスマス ベスト(2021年、キングレコード)
- ジングル・ベル(「福沢良一、ことのみ児童合唱団」名義)
- 赤鼻のトナカイ(「福沢良一 、 えびな少年少女合唱団」名義)
- サンタが町にやってくる(「福沢良一、ことのみ児童合唱団」名義)
脚注
注釈
出典
- ^ 『日本タレント名鑑 2007』(VIPタイムズ社、2007年) 325頁
- ^ a b c d 『日本タレント名鑑(2008年版)』VIPタイムズ社、2008年4月1日、323頁。ISBN 978-4-9901242-8-1。
- ^ a b c d e “福沢 良一 - (は行):株式会社81プロデュース‐声優プロダクション”. 2022年10月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月22日閲覧。
- ^ a b c d “福沢良一|演技集団 朗”. 演技集団 朗. 2023年2月26日閲覧。
- ^ “福沢良一”. 日本タレント名鑑. 2020年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月9日閲覧。
- ^ “福沢 良一”. キネマ旬報社. 2024年9月29日閲覧。
- ^ a b オール・ザットタロウ 2016, p. 91, 「ウルトラマンタロウスペシャルインタビュー 福沢良一(武村太郎)」
- ^ a b 「福沢良」名義。
- ^ “サトウハチローとその母・春をめぐる音楽劇「母さん」に土居裕子が再び出演”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年1月21日). 2024年1月22日閲覧。
- ^ “『海賊とよばれた男』オーディオドラマ版” 2013年12月20日閲覧。
参考資料
- 『ウルトラマンタロウ』関連資料
- 『オール・ザットウルトラマンタロウ』ネコパブリッシング、2016年7月。ISBN 9784777019250。
外部リンク
- 演劇集団 朗によるプロフィール
- 福沢良一 - 81プロデュースの公式サイト