福よせ雛
概要・特色
編集家庭での役割を終えた雛人形に「第二の人生」をテーマに新たな命を吹き込み、「笑顔と福を呼ぶ」という趣旨[2]。雛人形にポーズをつけ、小道具を持たせて、日常生活のさまざまなシーンを愛嬌たっぷりに表現する[3]。コミカルかつ独創的な姿がSNSや海外でも話題となっている[4]。
名古屋市在住の主婦・吉野孝子が発案し[5]、主婦9人のグループでプロジェクトをはじめた[6]。2010年、名古屋市東区の文化のみち二葉館での展示を皮切りに[5]、やがて地域おこしの一助にと[7]各地で開催されるようになり、2022年までに国内外の30以上の会場で展示されるようになった[8][9]。開催地の一つである鳥取県日野町では、雛人形に住民票を発行した結果、町人口を超える約3500体が“移住”するなど注目を集めている[4]。
脚注
編集- ^ 「二川宿「ひなまつり」好評 伝統VS斬新!約3200点並ぶ/二川宿本陣資料館と商家駒屋で」東日新聞 2022年2月5日
- ^ 「自由すぎる「福よせ雛」 名古屋のパワフル主婦が発案 過疎の町の救世主として期待」中京テレビ 2019年3月4日放送
- ^ 西三河イベント広報たかはま 2018年3月1日p21
- ^ a b 「首都圏アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」「福よせ雛プロジェクト」が東京初進出&鳥取県オリジナルいちご「とっておき」ひな祭り限定スイーツの販売」鳥取県報道資料 2022年2月8日
- ^ a b 「ひな人形が「第二の人生」でマージャンや宴会 SNSで話題の「福よせ雛」発案者に聞く」毎日新聞 2020年1月29日
- ^ 「雛人形に「第二の人生」を!福よせ雛の人間臭さがリアル」エキサイトニュース 2017年3月28日
- ^ 「“第2の人生”愛らしく 福よせ雛で地域活性化 制作プロジェクト始動 千厩【一関】」岩手日日新聞 2021年10月13日
- ^ 「「福よせ雛」初挑戦の町 新型コロナ影響で一時中止も…「早く普通の生活を」願い込め展示 岐阜・御嵩町」中京テレビ 2020年3月27日
- ^ 「おひな様「第二の人生」 雪遊び、パラグライダー、薬屋…700体が古民家で再生 丹波・佐治」神戸新聞 2022年3月3日
外部リンク
編集- 福よせ雛プロジェクト - (一社)日本社会文化教育機構
- 福よせ雛プロジェクト (fukuyosehina) - Facebook
- 福よせ雛プロジェクト公式インスタグラム (@fukuyosehina) - Instagram
- 福よせ雛プロジェクト公式ツイッター (@fukuyosehina) - X(旧Twitter)