神戸峰男
神戸 峰男(かんべ みねお、1944年(昭和19年)8月10日[1] - )は、日本の彫刻家[1]。名古屋芸術大学名誉教授[4]。
神戸 峰男 (かんべ みねお) | |
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生誕 |
1944年8月10日(80歳)[1] 岐阜県土岐市 |
国籍 | 日本 |
出身校 | 武蔵野美術大学造形学部彫刻科 |
著名な実績 | 彫刻 |
代表作 |
「朝」 「裸婦―伸びゆく」 |
受賞 |
日本芸術院賞 2008年 朝[3] |
選出 | 日展理事[1] |
活動期間 | 昭和後期 - 平成時代[1] |
影響を受けた 芸術家 |
清水多嘉示[1][2] 木下繁[1][2] |
来歴
編集岐阜県土岐市出身(現在は可児市に住む)[5][6][2]。1963年(昭和38年)3月、岐阜県立多治見工業高等学校卒業[7][8]。同年4月、武蔵野美術大学造形学部に入学。清水多嘉示および木下繁に師事[1][2]。1967年(昭和42年)3月、同大学彫刻科卒業[2]。
1988年(昭和63年)、名古屋芸術大学教授に就任[2]。同大学美術学部長を経て[9]、同大学名誉教授となる。
日展との関わり
編集1970年(昭和45年)、「裸婦像」で日展中日賞を受賞[1]。1974年(昭和49年)「裸婦」が日本彫塑展日彫賞受賞[1]。1978年(昭和53年)「裸婦―伸びゆく」で日展特選[1]。
2006年(平成18年)には「長風」で日展文部大臣賞受賞[1]。2008年(平成20年)、2007年度(平成19年)第39回改組日展出品作「朝」で日本芸術院賞受賞[3][注釈 1]。
運営者としては1996年(平成8年)より日展評議員を経て2009年(平成21年)日展理事となっている[2]。2015年(平成27年)には第2回改組新日展にて第3科彫刻部門の審査員を務めた[10]。
2011年(平成23年)、「彫刻の創作活動と振興」に対して岐阜県芸術文化顕彰を受賞[11]。また、同年日本彫刻会理事委員長に就任している[2]。
2012年(平成24年)12月15日より日本芸術院第一部(美術)会員[12]。
2013年(平成25年)12月、可児市民栄誉賞第1号に推挙された[13]。
2014年(平成26年)8月28日、愛知県岡崎市は、名鉄東岡崎駅から北東方面にペデストリアンデッキを建設し、デッキ上に徳川家康の銅像を設置すると発表した[14]。翌2015年(平成27年)10月、市の有識者会議は神戸を銅像製作者として推薦[6][15]。2019年(令和元年)11月2日、神戸が制作した徳川家康の騎馬像は、複合商業施設「オト リバーサイドテラス」のオープンにあわせ公開された[16]。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f g h i j k l “神戸峰男 かんべ みねお”. コトバンク (2015年9月). 2016年12月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “神戸峰男(かんべ みねお)”. 名古屋芸術大学. 2016年12月3日閲覧。
- ^ a b c “作品詳細”. 日本芸術院. 2016年12月3日閲覧。
- ^ “教員紹介 名誉教授”. 名古屋芸術大学. 2021年6月22日閲覧。
- ^ “神戸峰男【彫刻家/岐阜県/日展】”. くらや. 2021年6月22日閲覧。
- ^ a b “岡崎市議会 平成27年12月 定例会 12月02日-21号”. 岡崎市会議録検索システム. 2021年6月22日閲覧。
- ^ 片岡典子 (2022年1月14日). “再開発多治見駅に「舞う少女」 可児の彫刻家、ブロンズ像制作中”. 中日新聞 2022年1月18日閲覧。
- ^ “駅南地区市街地再開発事業”. 多治見市公式ホームページ (2021年5月31日). 2022年1月18日閲覧。
- ^ “マスターtoアーティスト”. 名古屋芸術大学グループ通信. 2021年6月22日閲覧。
- ^ “改組 新 第2回日展(2015年)第3科 彫刻 【審査員】”. 日展. 2016年12月3日閲覧。[リンク切れ] Archived 2016-12-20 at the Wayback Machine.
- ^ “岐阜県芸術文化顕彰受賞者一覧” (PDF). 岐阜県. p. 7. 2016年12月3日閲覧。
- ^ “会員詳細”. 日本芸術院. 2016年12月3日閲覧。
- ^ “可児市民栄誉賞第1号神戸峰男さんの表彰式を開催しました。”. 可児市役所 (2013年12月27日). 2021年6月22日閲覧。ウェブアーカイブ (2021年8月5日) WARP(インターネット資料収集保存事業)、2022年6月7日閲覧
- ^ 竹内雅紀 (2014年8月29日). “乙川リバーフロント整備計画概要発表 総事業費約100億円 岡崎市 人道橋は29年度完成予定”. 東海愛知新聞 2019年5月19日閲覧。
- ^ “新たなシンボル「徳川家康公像」”. 内田康宏のブログ (2015年11月5日). 2021年6月22日閲覧。
- ^ “若き日の姿再現 徳川家康像完成 名鉄東岡崎駅前 /愛知”. 毎日新聞. (2019年11月3日) 2019年11月3日閲覧。