神威神社
北海道積丹郡積丹町にある神社
神威神社(かむいじんじゃ)は、北海道積丹郡積丹町にある神社。旧社格は郷社。本社の神殿は善美を尽くした神明造で、北海道でも類を見ず、道文化財に指定される。
神威神社 | |
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所在地 | 北海道積丹郡積丹町大字来岸町10 |
位置 | 北緯43度19分45.8秒 東経140度23分56秒 / 北緯43.329389度 東経140.39889度座標: 北緯43度19分45.8秒 東経140度23分56秒 / 北緯43.329389度 東経140.39889度 |
主祭神 | 大綿津見神、志那津彦神、志那津姫神、豊受姫神 |
社格等 | 旧郷社、神饌幣帛料供進神社 |
創建 | 不詳 |
本殿の様式 | 神明造 |
地図 |
由緒
編集文治年間に源義経が蝦夷地に落ち延び神威岬にさしかかった際に、神威岩に大綿津見神、志那戸神を奉斎し航海の安全を祈願したところ通過できたという。その後松前藩の地頭藤倉近兵衛が神殿を神岬村に創建し「志屋古丹明神」、「於賀武意明神」と崇称した。1866年(慶応2年)に社殿を現在の来岸村に移し、積丹郡中の守護神として崇敬された。
沿革
編集- 時期不明-松前藩地頭藤倉近兵衛、神岬村に志屋古丹明神(於賀武意明神)創建
- 1663年(寛文3年)-出稼ぎの漁民により社殿再建
- 1805年(文化2年)-松前正神主白鳥遠江守 祭主
- 1866年(慶応2年)-社殿が来岸村に移転
- 1870年(明治3年)-現在の場所に移転し本殿拝殿を再建
- 1875年(明治8年)-郷社に列格、大綿津見神社と公称
- 1911年(明治44年)-余別・来岸・神岬・西河の各村社稲荷神社を合祀
- 1915年(大正4年)-神饌幣帛料供進神社に指定
- 1931年(昭和6年)-本殿改築、神威神社に改称
- 1944年(昭和19年)-向拝・拝殿・神饌所を改築竣工
- 1946年(昭和21年)-宗教法人となる
- 1988年(昭和63年)-御鎮座百二十周年記念奉祝祭斎行
御祭神
編集祭事・年中行事
編集例祭(7月17日)
社宝
編集- 刀剣(中川源治寄進伝松前藩公佩用太刀)
参考文献
編集- 神社名鑑(1963年・神社本庁神社名鑑刋行会)
脚注
編集外部リンク
編集- 神威神社(北海道神社庁ホームページ)