神前神社 (半田市)
神前神社(かみさき じんじゃ)は、愛知県半田市亀崎町2丁目92番地にある神社。社格は旧県社であり、地元では県社(けんしゃ)と呼ばれて親しまれている。祭礼として亀崎潮干祭を開催している。
神前神社 | |
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所在地 | 愛知県半田市亀崎町2丁目92番地 |
位置 | 北緯34度55分06.2秒 東経136度58分14.4秒 / 北緯34.918389度 東経136.970667度座標: 北緯34度55分06.2秒 東経136度58分14.4秒 / 北緯34.918389度 東経136.970667度 |
主祭神 | 神倭磐余彦尊 |
社格等 | 旧県社 |
創建 | 不詳 |
例祭 |
5月3日・4日(亀崎潮干祭) 10月23日(桟掛祭) |
地図 |
東海地方では数少ない「子供の神様」を祀ることで知られ、七五三の時は大いに賑わう。6月には井戸を覗いて虫封じをする神事の「虫封祭」が挙行される。
祭神
編集歴史
編集社伝によれば、神武天皇は東征の途中に伊勢国から船でこの地に上陸した[1]。この逸話による神嵜(かんざき)が亀崎(かめざき)という地名の語源とされる[1]。上陸地点は天神洲(てんじんす)と名付けられ、小祠を建てて産土神として崇敬されたのが本社の創始である[1]。
慶長17年(1612年)、神武天皇が使ったという伝承のある井戸がある現在地に遷宮した。この井戸は「神の井」と呼ばれ、拝殿の裏に残っている。現在の境内は高台にあり、強風や大波の被害を受けにくいとされる[1]。
当初は神前天神と称していたが、やがて亀崎神社に改称した。1871年(明治4年)、近代社格制度による郷社に列せられた。1885年(明治18年)には亀崎神社から神前神社に改称し、県社に昇格した。太平洋戦争後には近代社格制度が廃止されたが、現在でも神前神社は県社の名称で親しまれている[1]。
境内
編集主な建物
編集- 本殿
- 拝殿
- 神楽殿
- 社務所
- 一の鳥居、二の鳥居
- 手水舎
- 神馬像
- 菅原道真像
- 臥牛像
ギャラリー(画像集)
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一の鳥居
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拝殿
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神楽殿
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社務所
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手水舎
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神馬像
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菅原道真像
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臥牛像
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境内奥にある観月亭跡
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境内奥にある亀崎城址の碑
祭礼
編集毎年5月3日・4日には亀崎潮干祭を開催している。室町時代の応仁・文明年間の頃に初開催されたとされる山車まつりであり、山車の海浜曳き下ろしなどの行事で知られる。
1980年(昭和55年)には「亀崎潮干祭の山車5台」が愛知県有形民俗文化財に指定された。2006年(平成18年)には「亀崎潮干祭の山車行事」が国の重要無形民俗文化財に指定された。2016年(平成28年)には亀崎潮干祭が「山・鉾・屋台行事」の構成遺産としてユネスコの無形文化遺産に登録された[2][3]。