祖国統一三大憲章記念塔
朝鮮民主主義人民共和国平壌直轄市にあるアーチ
(祖国統一三大憲章記念塔解体事件から転送)
祖国統一三大憲章記念塔(そこくとういつさんだいけんしょうきねんとう、朝: 조국통일3대헌장기념탑)とは、朝鮮民主主義人民共和国平壌市に存在したアーチである。2024年1月19日から23日の間に破壊された可能性が指摘されている[1]。
祖国統一三大憲章記念塔 | |
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조국통일3대헌장기념탑 | |
座標 | 北緯38度57分52.300秒 東経125度42分56.940秒 / 北緯38.96452778度 東経125.71581667度座標: 北緯38度57分52.300秒 東経125度42分56.940秒 / 北緯38.96452778度 東経125.71581667度 |
所在地 | 朝鮮民主主義人民共和国・平壌市 |
幅 | 61.5メートル (202 ft) |
高さ | 30メートル (98 ft) |
開場 | 2001年8月 |
献納 | 祖国統一三大憲章 |
取り壊し | 2024年1月 |
祖国統一三大憲章記念塔 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 조국통일3대헌장기념탑 |
漢字: | 祖國統一三大憲章記念塔 |
発音: | チョグットンイルサムデホンジャンギニョムタプ |
日本語読み: | そこくとういつさんだいけんしょうきねんとう |
英語表記: |
MR式:Choguk T'ong'il Samdae Hŏnjang Kinyŏmt'ap 英語表記:Arch of Reunication |
概要
編集2001年に朝鮮統一問題の進展の為に金正日によって建設された[2]。
このコンクリート製のアーチは平壌から軍事境界線に至る平壌-開城高速道路の始点に建設されており、アーチは伝統的な民族衣裳を身に纏った二人の朝鮮人女性が南北それぞれを象徴して繋がっており、その中央部に統一朝鮮の地図が描かれた祖国統一三大憲章マークを掲げている[2]。
アーチの台座には様々な人や機関、国家による統一及び平和への支援のメッセージが寄せられている。
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が2024年1月15日に同国の最高人民会議で演説を行い、大韓民国を「第一の敵対国で不変の主敵」と表現。韓国を統一の相手ではなく敵対的な国家とみなす方針に転換し[3]、同時にこのアーチも「目障り」と切り捨て撤去する方針を示した[4]。衛星画像を解析した結果、1月19日の時点では記念塔が確認されたが、1月23日の時点では破壊されていた可能性があると報じられた[1]。翌24日には韓国統一部が記念塔の撤去を把握していると報じられた[5]。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b “南北統一の記念碑破壊か 北朝鮮、専門サイト報道”. 産経新聞. (2024年1月23日) 2024年1月24日閲覧。
- ^ a b Harris, Mark Edward (2007). Inside North Korea. Chronicle Books. p. 37. ISBN 978-0-8118-5751-2
- ^ 日本放送協会 (2024年1月16日). “韓国大統領 北朝鮮の方針転換「反民族的集団みずから認めた」 | NHK”. NHKニュース. 2024年1月16日閲覧。
- ^ “金正恩氏、統一記念塔の撤去を表明 「目障り」の表現も”. CNN.co.jp. 2024年1月16日閲覧。
- ^ “통일부 "북한, 평양서 '조국통일 기념탑' 철거"”. 韓国文化放送. (2024年1月24日) 2024年1月25日閲覧。