祇園寺 (調布市)
東京都調布市にある天台宗の寺院
祇園寺(ぎおんじ)は、東京都調布市にある天台宗の寺院。山号は虎狛山。本尊は阿弥陀如来。
祇園寺 | |
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所在地 | 東京都調布市佐須町2-18-1 |
位置 | 北緯35度39分33.8秒 東経139度33分19.4秒 / 北緯35.659389度 東経139.555389度座標: 北緯35度39分33.8秒 東経139度33分19.4秒 / 北緯35.659389度 東経139.555389度 |
山号 | 虎狛山 |
院号 | 日光院 |
宗派 | 天台宗 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建年 | 天平2年(730年)または天平勝宝2年(750年) |
開山 | 満功上人 |
別称 | 佐須薬師 |
札所等 |
関東九十一薬師霊場10番札所 関東百八地蔵霊場101番札所 調布七福神(福禄寿) |
文化財 | 鉄造僧形八幡神坐像(調布市指定有形文化財) |
法人番号 | 9012405000961 |
歴史
編集730年(天平2年)または750年(天平勝宝2年)、満功上人によって開山された。満功上人は深大寺を開創したことでも知られている。当地は満功上人の生誕地でもある[1][2]。
当初の宗派は法相宗であったが、平安時代に天台宗に転宗している。その後は寺運衰微して無住の時期も長く、その間に諸文献も失っていため、詳細な由来等は不明になっている[2]。
当寺が所蔵している薬師如来像は「佐須薬師」と呼ばれている。行基作とされており、現在は秘仏となっている[1][2]。
明治時代、多摩地域は自由民権運動の拠点になっていた。1908年(明治41年)9月12日に当寺住職だった中西悟玄が「自由民権運動殉難者慰霊大法要」を開催、自由民権運動に殉じた闘士の菩提を弔った。板垣退助も参列しており、板垣が記念植樹したのが「自由の松」である。現在、自由の松は大木となっており、「板垣死すとも自由の松はすくすくとのびている」と説明されている[1][2]。
文化財
編集- 鉄造僧形八幡神坐像(調布市指定有形文化財 平成7年2月23日指定)[3]
交通アクセス
編集- 布田駅より徒歩17分。
脚注
編集- ^ a b c 柴田博、相川浩子 著『武蔵野古寺巡礼(シバ巡礼シリーズ2)』シバ、1994年、34-38p
- ^ a b c d 虎狛山日光院祇園寺(通称:佐須薬師)天台宗東京教区
- ^ 指定・登録文化財一覧調布市
参考文献
編集- 柴田博、相川浩子 著『武蔵野古寺巡礼(シバ巡礼シリーズ2)』シバ、1994年