磯部十蔵
磯部 十蔵(十藏、いそべ じゅうぞう、1837年8月28日(天保8年7月28日[1])- 1905年(明治38年)5月24日[2])は、幕末の徳山藩士、明治期の政治家・農業指導者。衆議院議員。
経歴
編集周防国都濃郡河内村出合[1](山口県[2]都濃郡河内村、久保村[3][4]を経て現下松市)で生まれた。文学、武術を学んだ[2][4]。幕末、国事に奔走[1][3]。徳山藩山崎隊司令官、同藩新隊招募掛兼政府御用掛を務めた[2][4]。
1879年(明治12年)山口県会議員に選出された[1][2][3][4]。県下の公共事業の推進に尽力[1][3]。1894年(明治27年)3月、第3回衆議院議員総選挙(山口県第4区、無所属)で初当選[1][3][5]。同年9月の第4回総選挙(山口県第4区、無所属)でも再選され[6]、衆議院議員に連続2期在任した[2][4]。
1897年(明治30年)から数年間、山口県内原野の下戻出願に尽力した[1]。晩年は、防長米の改良に尽力し[1][3]、防長改良米事務長を務めた[2][4]。その他、山口協同会社取締役に在任した[2][4]。
1905年月5月、病のため死去した[1]。
脚注
編集参考文献
編集- 『衆議院議員総選挙一覧 上巻』衆議院事務局、1915年。
- 久保村教育会編『久保村郷土誌』久保村教育会、1936年。
- 『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』衆議院事務局、1940年。
- 衆議院・参議院『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
- 吉田祥朔『増補 近世防長人名辞典 第2刷』マツノ書店、2002年。