碇山 (大分県)
碇山(いかりやま)は、大分県大分市津守にある山。標高56mと大分県で最も低い山である[1]。
碇山 | |
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標高 | 56 m |
所在地 | 日本 大分県大分市津守 |
位置 | 北緯33度12分31.1秒 東経131度37分25.2秒 / 北緯33.208639度 東経131.623667度座標: 北緯33度12分31.1秒 東経131度37分25.2秒 / 北緯33.208639度 東経131.623667度 |
プロジェクト 山 |
概要
編集別名碇島とも呼ばれ、昔は海に浮かぶ小島であったと伝えられており、神武天皇が東征の際に投錨したとの伝説が残る[2][1]。
豊肥本線滝尾駅近くに登り口があり、山全体が碇山公園として整備されている。頂上には熊野神社が鎮座し、山腹には当地に配流された江戸時代初期の大名松平忠直の霊廟がある[3]。熊野神社に松平忠直の遺品として伝わる『熊野権現縁起絵巻』全13巻は、1974年1月9日に大分市の有形文化財に指定されている[4]。
山麓には「真田栗毛埋所」と刻まれた真田信繁(幸村)の愛馬真田栗毛の墓もある。信繁の愛馬の墓がこの地にある経緯については、忠直が大坂夏の陣で信繁を討ち取った功績で真田栗毛を拝領し、当地に配流された際に連れてきたものだという伝承が残っている[5][6]。
2005年から、毎年大晦日には、地域住民によって熊野神社までの参道に灯籠を点すもりおか夢灯籠が開催されている[7][8]。
脚注
編集- ^ a b 大悟法雄『いち・びり登山記』文芸社、2003年3月
- ^ 大分市報 昭和32年3月1日号(No.256) (PDF)
- ^ 各駅停車・大分県歴史散歩 ふるさとの駅 (15) 滝尾・中判田 (PDF) 梅木秀徳、大分合同新聞社、2007年6月8日
- ^ 国・県・市指定文化財一覧 大分市
- ^ 福永素久「大阪城「真田丸」に関する疑問-中根家所蔵大阪の陣関連絵図を通して-」、史学論叢. No.46 (2016.03), p.1-17、別府大学史学研究会
- ^ いいやん!大分【大分市テレビ広報番組】|大分の一番が“いいやん!”Vol.1
- ^ 地域と協力「夢灯籠」 大分市の碇山に設置【大分のニュース】 大分合同新聞、2011年12月19日
- ^ もりおか夢灯籠を開催します 大分市、2014年12月28日