石田浩 (中国学者)
中国学者
石田 浩(いしだ ひろし、1946年5月21日[1] - 2006年1月8日)は、日本の中国学者・農業経済学者。元関西大学経済学部教授。
人物情報 | |
---|---|
生誕 |
1946年5月21日 日本大阪府 |
死没 | 2006年1月8日 (59歳没) |
出身校 | 京都大学 |
学問 | |
研究分野 | 経済学(中国農業経済学) |
研究機関 | 関西大学 |
来歴・人物
編集大阪府生まれ。1971年京都大学農学部農林経済学科卒業。1976年同大学院農学研究科博士課程満期退学。1988年「中国農村社会経済構造の研究」で農学博士。
1981年より関西大学経済学部専任講師。助教授を経て1989年教授。著書に『中国農村社会経済構造の研究』(第1回関西農業経済学会賞受賞、1989年)、『中国農村の歴史と経済―農村変革の記録』(1991年)(アジア経済研究所、平成4年度発展途上国研究奨励賞受賞)[2]など。2005年10月から台北市の国立政治大学客員教授として滞在中、2006年1月8日に内臓疾患のため客死[3]。
著書
編集- 『台湾漢人村落の社会経済構造』関西大学出版部, 1985
- 『中国農村社会経済構造の研究』晃洋書房, 1986
- 『中国農村の歴史と経済 農村変革の記録』関西大学出版部, 1991
- 『共同幻想としての<中華> 経済学者論述海峡両岸的形勢』田畑書店, 1993
- 『中国農村経済の基礎構造 上海近郊農村の工業化と近代化のあゆみ』晃洋書房, 1993
- 『わがまま研究者の中国奮戦記 改革・開放下の中国レポート』晃洋書房, 1994
- 『わがまま研究者の台湾奮戦記 近代化へ模索する台湾』晃洋書房, 1995
- 『中国同族村落の社会経済構造研究 福建伝統農村と同族ネットワーク』関西大学出版部, 1996
- 『台湾経済の構造と展開 台湾は「開発独裁」のモデルか』大月書店, 1999
- 『アジアの中の台湾 政治・経済・社会・文化の変容』関西大学出版部, 1999
- 『わがまま研究者の北京奮戦記 成長の経済と貧困の社会』晃洋書房, 2001
- 『貧困と出稼ぎ 中国「西部大開発」の課題』晃洋書房, 2003
- 『台湾民主化と中台経済関係 政治の内向化と経済の外向化』関西大学出版部。2005
共編著
編集- 『中国伝統農村の変革と工業化 上海近郊農村調査報告』編著。晃洋書房, 1996
- 『東アジア経済の構造』(講座東アジア近現代史 西口清勝共編。青木書店, 2001
- 『中国農村の構造変動と「三農問題」上海近郊農村実態調査分析』編著。晃洋書房, 2005
翻訳
編集脚注
編集- ^ 『現代物故者事典2006~2008』(日外アソシエーツ、2009年)p.51
- ^ 『台湾民主化と中台経済関係』著者紹介
- ^ 石田浩氏死去/関西大経済学部教授 四国新聞、2006年1月9日