石堂夏央
石堂 夏央(いしどう なつお、1973年7月17日 - )は、日本の女優。愛知県出身。血液型A型。身長160cm。所属事務所は、ケイダッシュ→ブルーベアハウス。
略歴・人物
編集- 1993年、漫画雑誌『ガロ』制作の映画『オートバイ少女』(あがた森魚監督)のオーディションを受け、1,500名の応募の中からヒロインに選ばれる。あがたが語るところによると「一時少年に近づいた面影のある少女だったから」という。
- 1994年、TBC 東京ビューティーセンターのCM(「私のどこが好き?」「体。」「彼ったら、私の体、好きなんだって。」)で注目される。
- 2008年、眞邊明人が主宰の即興芝居のグループ、関東アクトリーグのチームCULTS(カルツ)に加入し、活動の中心とする。
- デビュー時より1990年代の間は、ボーイッシュなショートカットヘアと笑わない鋭いまなざしで、暗く翳のある中性的な少女の印象が強かった。現在も若干その面影を残している。
- 趣味は読書と映画鑑賞。特に読書はモダンホラーから純文学に至るまで幅広く、暇があると図書館に入り浸っては手当たり次第に読み耽り、ひと月に読む本は20冊を超えていたという。また雑誌SPAの記事によると入浴中も読書をしていたという。好きな作家や本として、小川洋子やレイ・ブラッドベリの『歌おう、感電するほどの喜びを!』を挙げている。[1]また漫画に関しても、その細部に亘る読み込みぶりは『BSマンガ夜話』で驚嘆されたほどである。[2]
出演
編集映画
編集- オートバイ少女(1994年) - みのる 役
- 119(1994年)
- BeRLiN(1995年)
- シークレットワルツ(1996年) - マキ 役
- 汝殺すなかれ(1996年) - 羽佐間弥生 役
- ワンダフルライフ(1999年) - 渡辺京子(青春時代)役
- trancemission(1999年) - 松戸の妻役
- まぐろのしっぽ(2000年) - 菊池彗子 役
- けものがれ、俺らの猿と(2000年)
- MONDAY(2000年)
- 稲川淳二の餌食II(2000年 Vシネマ)
- LOVE SONG(2001年) - 美代子 役
- THE SNOW (2002年) - 女中役
- 日常恐怖劇場 オモヒノタマ 念珠(死ノ珠「リアル」 2003年) - 東達男の妻 役
- 花よりもなほ(2006年) - お絹 役
- 観察 永遠に君を見つめて(2007年) - 名取静香 役
- KAMACHOP カマチョップ(2008年)
- トテチータ・チキチータ (2012年)
- 赦免花 (2013年)
- 抗争の挽歌(2013年)
- 学校の怪談 呪いの言霊(2014年) - 養護教諭 役
Vシネマ
編集- 抗争の挽歌(2013年) - チアキ(夏木優三郎の妻)役
- 日本統一4-7(2014年) - リョウコ(侠和会三上組若頭龍征会会長氷室蓮司の妻)役
- 極サギ3(2015年) - 宇田川マナミ 役
テレビドラマ
編集- ラッキィ(1994年 NHKBS2)
- 東芝日曜劇場 きのうの敵は今日も敵(1995年4月~6月 TBS系) - 杉山友紀役
- 銀狼怪奇ファイル 第6話「死神が絵からぬけだし最後の娘が死ぬ… 血ぬられた画家一族を狙う復讐の仮面をあばけ! 」(1996年2月17日 日本テレビ系) - 鴻神あやか役
- 連続テレビ小説 ひまわり(1996年4月~10月 NHK) - 小牧怜役
- 物書同心いねむり紋蔵 第15話「その女人倫を乱すにつき」(1998年7月10日 NHK) - 粂次郎役
- Tears 第17話「hometown」(1999年1月28日 テレビ朝日)
- てっぺん(1999年7月~9月 テレビ朝日系) - 三崎誓子役
- 月曜ドラマスペシャル シベリア鉄道殺人事件(1999年12月27日 TBS系) - 杉原みゆき役
- 伊藤潤二恐怖コレクション「墓標の町」(2000年9月30日 テレビ朝日)
- 科捜研の女2 第3話「監禁された女子大生!タイマー感電死まで24時間!!」(2000年11月2日 テレビ朝日系) - 国枝忍役
- Pure Soul〜君が僕を忘れても〜(2001年4月~6月 日本テレビ系) - 西田千明役
- 京都迷宮案内3 第14話「盗まれた赤ん坊を追え!古都を走る女の謎」(2001年5月17日 テレビ朝日系) - 村瀬良江役
- 大河ドラマ 利家とまつ〜加賀百万石物語〜(2002年 NHK) - 濃姫役
- Nail(ネイル)悲しいほどホラー(2002年1月~2月 WOWOW)
- 女と愛とミステリー 天竜・伊那殺人渓谷(2003年8月3日 BSジャパン、2003年8月6日テレビ東京系) - 朝日奈真理子役
- あなたには帰る家がある(2003年12月3日 BSフジ)
- ファンタズマ〜呪いの館〜 EPISODE5「別れのワイングラス」(2004年9月12日・19日 テレビ東京) - 智子(博之の妻)役
- 月曜ミステリー劇場 おばさん会長・紫の犯罪清掃日記 ゴミは殺しを知っている6(2004年12月13日 TBS系)
- 医龍-Team Medical Dragon- 第1シリーズ第4話「教授が患者を殺す」(2006年5月4日 フジテレビ系) - 母親役
- 月曜ゴールデン 占い師みすず 事件は運命の彼方に(2006年6月5日 TBS系) - 宣子役
- 熟年離婚〜妻への詫び状〜(2006年11月22日 テレビ東京系) - 沼田裕江役
- トリハダ6 第3話「保身に必要な最低限の代償」(2009年10月7日 フジテレビ系)
- 白衣のなみだ (2013年6月 フジテレビ系) - 手塚麻子役
- ST 赤と白の捜査ファイル 最終話「最大の難事件モモタロウの謎今夜完結! 黒幕の正体は?」(2014年9月17日 日本テレビ系) - 関本麻衣役
- ドラマスペシャル 最上の命医2016(2016年2月10日 テレビ東京系) - 古賀晶
- 定年女子(2017年) ‐ 藤原冴子
- Missデビル 人事の悪魔・椿眞子 第6話「マタハラは許さない 悪魔の成敗!」(2018年5月19日 日本テレビ系)
バラエティほか
編集- ぐるぐるナインティナイン(1994年 日本テレビ)
- デカメロン(1997年 TBS系)
- BSマンガ夜話(NHKBS2) 「ぶっせん」(2002年8月7日)、「百鬼夜行抄」(2002年10月31日)、「ベルサイユのばら」(2003年11月24日)
CM
編集- TBC 東京ビューティーセンター(1994年 - 1995年) 「彼ったら、私の体、好きなんだって。」
- 花王 ソフィーナフェイスバランスcool(1996年)
- J-PHONE(1999年)
- 日立製作所 Prius Deck(2000年)松坂大輔を止める
- メルセデス・ベンツEクラス(2001年)「人が、美しい国。 」
- KDDI(2001年)電話かけろよ編
TVゲームソフト
編集- アナザー・マインド(1998年) - 亜月レイカ役
舞台
編集出版物
編集雑誌
編集- FOCUS(新潮社) 1993年12月17日号「『ガロ』から誕生した女優1号~1500人から選ばれたあがた森魚監督作品とヒロインの素顔」
- ガロ(青林堂) 1994年3月号 荒木経惟撮り下ろし『夏央』、1994年9月号 特集『オートバイ少女』 石堂夏央カラーグラビア
- 週刊FRIDAY(講談社) 1994年8月12日号(No.530)
- キネマ旬報(キネマ旬報社) 1994年8月15日号(No.1139)特集『オートバイ少女』 石堂夏央インタビュー「脚本をキチンと読めるようになってどんどん映画に出てみたい」
- 週刊プレイボーイ(集英社) 1994年12月20・27日号、1996年12月10日号
- FINEBOYS(日之出出版) 1995年5月号 Comment vous appellez-vous? 石堂夏央
- BOON(祥伝社) 1995年7月号
- CHECKMATE(講談社) 1995年8月号
- CM NOW(玄光社) 56号、57号、58号(以上1995年)、63号(1996年)、85号(2000年)、93号(2001年)
- SAPIO(集英社) 1996年6月26日号 「世紀末の奇才たち」第7回 石堂夏央
- an・an(マガジンハウス) 1996年9月6日号「個性的に目立ちたい気分を表現するには、ショートが最適!長い前髪と衿足で今年風に」
- 週刊SPA!(扶桑社) 1996年10月2日号
- H(ロッキング・オン) 1998年3月増刊号(Vol.21) 石堂夏央×杉浦英治 just married
新聞
編集- 読売新聞1994年8月8日夕刊 「演技みずみずしく〜映画『オートバイ少女』新人の石堂夏央」
歌
編集- ノワイエ(溺れるあなた) CD『ゲンスブール・トリビュート'95』(1995年 日本コロムビア)
参考
編集漫画
編集- 鉄風(太田モアレ 2008年よりgood!アフタヌーンで連載)〜主人公が身長182cmの「石堂夏央」(読みも同じ)で格闘技を行う。
関連項目
編集脚注・出典
編集外部リンク
編集- 石堂 夏央 NATSUO ISHIDOU - ブルーベアハウス
- 石堂夏央 オフィシャルブログ - Seesaaブログ