石城王(いわきおう、生没年不詳)は、奈良時代の皇族。官位は従五位上・因幡守。
称徳朝の天平神護元年(766年)无位から従五位下に直叙され、神護景雲2年(768年)内兵庫頭に任ぜられる。
光仁朝では宝亀2年(771年)縫殿頭、宝亀8年(777年)造酒正を歴任し、宝亀11年(780年)縫殿頭に再任される。天応元年(781年)桓武天皇の即位に伴って従五位上に昇叙され、翌天応2年(782年)因幡守として地方官に転じている。
『続日本紀』による。