石井象二郎
略歴
編集大阪府大阪市出身。1937年東京高等農林学校(現東京農工大学)卒業。農林省農事試験場昆虫部、佐賀県立農事試験場を経て、1946年京都帝国大学農学部卒。1956年「アズキゾウムシの寄生選好に関する研究」により、農学博士の学位を取得。農林省農業技術研究所技官を経て、1963年京都大学農学部教授となる。1978年定年退官、名誉教授。ゴキブリの集合フェロモンを発見し、昆虫の生理生化学的研究を進めた。日本応用動物昆虫学会会長、日本昆虫学会会長を務めた[1][2]。1991年『イラガのマユのなぞ わたしの研究』で日本科学読物賞受賞。
著書
編集- 『農薬小事典』朝倉書店(農業百科文庫)1954
- 『昆虫の生活』竹内途夫絵 三十書房(少年少女科学の研究室)1955
- 『新しい農薬の使い方』農山漁村文化協会 1956
- 『農薬』朝倉書店(最新農業講座)1958
- 『昆虫の生理活性物質』南江堂(化学の領域選書)1969
- 『昆虫学への招待』1970 岩波新書
- 『害虫との戦い 農薬の功罪』大日本図書 1974
- 『ゴキブリの話 よみもの昆虫記』図鑑の北隆館 1976
- 『昆虫と化学』玉川大学出版部(玉川選書)1979
- 『昆虫生理学』培風館 1982
- 『イラガのマユのなぞ わたしの研究』津田かつみ絵 偕成社(わたしのノンフィクション)1989
- 『昆虫博物館』修学館 1989
- 『アリに知恵はあるか? わたしの研究』つだかつみ絵 偕成社(わたしのノンフィクション)1991
- 『虫はなぜガラス窓をあるけるのか? わたしの研究』つだかつみ絵 偕成社(わたしのノンフィクション)1993
- 『虫に食べられないアズキを求めて 一昆虫学者の戦中と戦後』偕成社(人間ライブラリー)1995
- 『モンシロチョウの観察』つだかつみ絵 偕成社(わたしの研究)2000