石井武比古
石井 武比古(いしい たけひこ、1934年10月26日[1] - 2021年3月12日[2])は、日本の物理学者である。専攻は放射光学。東京大学名誉教授。日本物理学会会長[3]、日本放射光学会会長[4]を務めた。[5]
経歴
編集学歴および職歴は以下の通り[5]
- 1957年 - 東北大学理学部物理学科卒業
- 1962年 - 同大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了(理学博士)
- 1962年 - 東北大学理学部物理学科助手
- 1968年 - 東北大学理学部助教授
- 1979年 - 筑波大学教授
- 1983年 - 東京大学物性研究所教授
- 1995年 - 退官、東京大学名誉教授
- 1995年 - 日本人事試験研究センター特別参与
- 1996年 - タイ国立放射光科学研究センター総轄学術研究専門官
- 1997年 - スラナリー工科大学教授(2005年まで)
サイアム・フォトン計画
編集タイ王国での放射光施設の建設、運用計画に寄与した[6]。 1996年から2005年まで、「サイアム・フォトン計画」を遂行し、タイ国立放射光科学研究センターの設立に尽力した[7][8]。
受賞
編集受賞歴は以下の通り[5]
著書
編集- 電子の分光(共立出版、共著、1978年)
- 光物性学原論 (丸善出版、石井武比古・安居院あかね、2020年) ISBN 4621304313
脚注
編集- ^ 『現代物故者事典 2021〜2023』日外アソシエーツ、2024年、p.40。
- ^ a b 『官報』第477号、令和3年4月20日
- ^ “歴代委員長,会長”. 日本物理学会. 2019年12月6日閲覧。
- ^ “歴代会長”. 日本放射光学会. 2019年12月6日閲覧。
- ^ a b c “石井 武比古さん”. 東北大学理学部物理系同窓会. 2014年5月3日閲覧。
- ^ “タイ王国科学技術大臣他御一行 PFと構造生物学研究センターを訪問”. 高エネルギー加速器研究機構物質構造科学研究所 放射光科学研究施設 (2004年6月8日). 2014年5月3日閲覧。
- ^ 石井武比古「タイ放射光実験施設の建設」『加速器』第2巻第1号、日本加速器学会、2005年、54-57頁。
- ^ 磯山悟朗「タイの放射光計画の顛末」『加速器』第2巻第4号、日本加速器学会、2005年、523-535頁。
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