真電荷(しんでんか、: true 〔electric〕 charge[1])あるいは自由電荷(じゆうでんか、: free electric charge[1])とは、真空中に取り出せる電荷である。真電荷は、全電荷 (total charge) から束縛電荷(bound charge分極電荷)を引いたものであり、真電荷の体積密度は電束密度の発散に等しい(ガウスの法則)。

例えば、コンデンサなどの誘電体に電荷を発生させた場合に、誘電体に隣接している導体側に発生する電荷が真電荷であり、これに対して、誘電体側に発生する電荷を分極電荷という。

脚注

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  1. ^ a b 文部省日本物理学会編『学術用語集 物理学編培風館、1990年。ISBN 4-563-02195-4http://sciterm.nii.ac.jp/cgi-bin/reference.cgi 

関連項目

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