真木大堂
大分県豊後高田市田染真木にある仏教寺院
真木大堂(まきおおどう、まきのおおどう)は、大分県豊後高田市田染真木にある仏教寺院である。
真木大堂 | |
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所在地 | 大分県豊後高田市田染真木1796 |
位置 | 北緯33度30分4.0秒 東経131度31分3.4秒 / 北緯33.501111度 東経131.517611度 |
山号 | 馬城山 |
宗旨 | 天台宗 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建年 | 伝・養老2年(718年) |
開基 | 伝・仁聞 |
別称 | 馬城山伝乗寺 |
札所等 | 国東六郷満山霊場5番 |
文化財 |
木造阿弥陀如来坐像、木造大威徳明王像、木造不動明王二童子立像、木造四天王立像(重要文化財) 木造仁王像(阿形)(大分県指定有形文化財) |
公式サイト | 真木大堂公式サイト |
法人番号 | 1320005003989 |
概要
編集真木大堂は、馬城山伝乗寺(まきさんでんじょうじ)の堂宇のひとつであったと伝えられる[1][2]。伝乗寺は、養老2年(718年)に仁聞菩薩によって開創されたと伝えられる六郷満山の本山本寺8ヶ寺のひとつで、その中でも七堂伽藍を有する最大規模の中心的寺院であり、田染地区に36の寺坊を有していたという。しかし、約700年前に火災により焼失し、詳細な史料は残されていない[2]。
現存するのは、江戸時代に再建された小規模な旧本堂(大堂)と、昭和40年代に新造された収蔵庫のみである[1][2][3]。真木大堂に収められている国の重要文化財の4件9躯の仏像は、伝乗寺の各堂宇に伝えられたものが、各寺坊の衰退に伴って一箇所に集められたものだとされる。
宇佐神宮六郷満山霊場第5番[4]。
文化財
編集重要文化財
編集- 木造阿弥陀如来坐像 - 収蔵庫の中央に坐す。地方における定朝様の先駆け的作品と評価される。
- 木造大威徳明王像 - 白牛に跨がる六面六臂六足の像。大威徳明王像としては日本最大。
- 木造不動明王二童子立像 - 木彫の不動明王では国内最大級のスケールを誇る。
- 木造四天王立像 - 阿弥陀如来の周囲を守護するほぼ等身大の像。地方作と言われる。
いずれも収蔵庫に安置されている[3]。
大分県指定有形文化財
編集交通
編集脚注
編集- ^ a b 六郷満山の至宝 真木大堂の諸仏について 豊後高田市
- ^ a b c 真木大堂(まきおおどう) 昭和の町・豊後高田市公式観光サイト
- ^ a b c 歴史と大堂ご紹介 真木大堂公式サイト
- ^ 宇佐神宮六郷満山霊場 宇佐国東半島を巡る会
- ^ 16世紀 府内のメダイなど 県指定文化財7件 大分合同新聞、2017年2月22日
- ^ 真木大堂の「木造仁王像(阿形)」が県指定有形文化財になります! 豊後高田市
外部リンク
編集- 宗教法人 真木大堂 - 公式サイト
座標: 北緯33度30分4.0秒 東経131度31分3.4秒 / 北緯33.501111度 東経131.517611度