真夜中のダンディー
桑田佳祐の3枚目シングル
「真夜中のダンディー」(まよなかのダンディー)は、桑田佳祐の楽曲。自身の3作目のシングルとして、タイシタレーベルから8cmCD・カセットテープでちょうどソロデビュー6周年となる1993年10月6日に発売された。
「真夜中のダンディー」 | ||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
桑田佳祐 の シングル | ||||||||||||||||||||||
初出アルバム『孤独の太陽』 | ||||||||||||||||||||||
B面 | 黒の舟唄 | |||||||||||||||||||||
リリース | ||||||||||||||||||||||
規格 |
8cmCD カセットテープ 12cmCD デジタル・ダウンロード ストリーミング | |||||||||||||||||||||
録音 |
猫に小判STUDIO VICTOR STUDIO | |||||||||||||||||||||
ジャンル | フォークロック[1] | |||||||||||||||||||||
時間 | ||||||||||||||||||||||
レーベル | タイシタレーベル | |||||||||||||||||||||
作詞・作曲 |
桑田佳祐(#1) 能吉利人(#2作詞) 桜井順(#2作曲) | |||||||||||||||||||||
プロデュース | 桑田佳祐 | |||||||||||||||||||||
ゴールドディスク | ||||||||||||||||||||||
チャート最高順位 | ||||||||||||||||||||||
桑田佳祐 シングル 年表 | ||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||
|
2001年6月25日に12cmCDとして再発売されている。2016年2月26日にはダウンロード配信、2019年12月20日にはストリーミング配信を開始した[4][5]。
背景・制作
編集前作「いつか何処かで (I FEEL THE ECHO)」から約5年半ぶりのシングル。本作からオリジナルアルバム『孤独の太陽』のレコーディングも開始され、「名曲はギター1本で歌える」というロックの基本のコンセプトがテーマとなった[6]。
1993年7月にサザンオールスターズとして「エロティカ・セブン EROTICA SEVEN」「素敵なバーディー (NO NO BIRDY)」、同年11月には「クリスマス・ラブ (涙のあとには白い雪が降る)」を発売しているが、本作はその合間を縫って発売されている[7]。
チャート成績
編集桑田のソロシングルでは、オリコン週間ランキングで初の1位を獲得した作品となった[3]。オリコンによる累計売上枚数は71万枚を記録している[8]。
収録曲
編集- 収録時間:10:00
- 真夜中のダンディー (5:17)
- (作詞・作曲:桑田佳祐 / 編曲:桑田佳祐 & 片山敦夫)
- 自身出演のキリンビバレッジ『JIVE』CMソング。
- 内省的な歌詞とエレキギターが中心のロックサウンドが特徴の楽曲[9]。これは当時の桑田の37歳という年齢もあって「年齢的に枯れていく自分」を意識したことや「一つの時代が終わったということを、ちょっぴり背伸びしながら描いてみよう」と思ったことが影響している[9]。また、発表当時のインタビューでは「不滅のテーマを書きたかったんです。自分も含めた男の生き方。僕と同世代の日本人の男の生き方みたいな…。自分自身を振り返ったときにカッコイイ男でいられるかなという」と語っている[10]。
- 近年のライブでは「夢も希望も
現在 は格子の窓の外に(中略)可憐な過去をきっと憂いてる」の部分をカットして演奏されている[11]。 - 桑田と同じビクター所属の後輩の家入レオは、好きな曲として本楽曲を挙げている[12]。
- 黒の舟唄 (4:43)
参加ミュージシャン
編集- 真夜中のダンディー
- 桑田佳祐:Vocals, Electric Guitars
- 小倉博和:Electric & Acoustic Guitars, Back Vocals
- 片山敦夫:Keyboards, Back Vocals
- 角谷仁宣:Computer Programming
- 根岸孝旨:Bass
- 今野多久郎:Tambourine
- 黒の舟唄
- 桑田佳祐:Vocals, Electric Guitars
- 小倉博和:Electric & Acoustic Guitars, Back Vocals
- 片山敦夫:Keyboards, Back Vocals
- 角谷仁宣:Computer Programming
- 根岸孝旨:Bass
- 八木のぶお:Harp
- 今野多久郎:Tambourine
収録アルバム
編集曲名 | 作品名 |
---|---|
真夜中のダンディー | 孤独の太陽 |
TOP OF THE POPS | |
I LOVE YOU -now & forever- | |
黒の舟唄 | アルバム未収録 |
ミュージック・ビデオ収録作品
編集曲名 | 作品名 | 備考 |
---|---|---|
真夜中のダンディー | すべての歌に懺悔しな!! -桑田佳祐 LIVE TOUR '94- | ボーナス・トラックとして収録。 |
MVP | ||
黒の舟唄 | 未収録 |
ライブ映像作品
編集曲名 | 作品名 | 備考 |
---|---|---|
真夜中のダンディー | けいすけさん、ビデオも色々と大変ねぇ。 | 大幅にアレンジを施して演奏された。 |
桑田さんのお仕事 07/08 〜魅惑のAVマリアージュ〜 | ||
桑田佳祐 LIVE TOUR & DOCUMENT FILM 「I LOVE YOU -now & forever-」完全盤 | 最後の歌詞に「さいたまスーパーアリーナで 嗚呼 歌など歌っている」というフレーズが付け加えられている。 | |
ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し | 完全生産限定盤A・B封入のBlu-ray・DVDに収録。2021年3月7日にブルーノート東京で開催した配信限定ライブ『静かな春の戯れ ~Live in Blue Note Tokyo~』での歌唱。 | |
LIVE TOUR 2021「BIG MOUTH, NO GUTS!!」 | ||
お互い元気に頑張りましょう!! -Live at TOKYO DOME- | ||
黒の舟唄 | 未収録 |
脚注
編集注釈
編集- ^ 2003年6月度までの旧基準。最低累計正味出荷枚数40万枚以上の作品に適用。
出典
編集- ^ 『サザンオールスターズ 公式データブック 1978-2019』リットーミュージック出版、2019年、179頁。
- ^ 日本レコード協会 認定作品 1993年10月度認定作品の閲覧。 2017年12月11日閲覧
- ^ a b “桑田佳祐、5年ぶりソロ作が1位!“連続1位”歴代トップに!”. オリコン (2007年5月22日). 2020年11月5日閲覧。
- ^ “桑田佳祐“還暦記念” ついにソロ全211曲配信解禁”. オリコン (2016年2月26日). 2019年12月20日閲覧。
- ^ “サザン関連全972曲 サブスク一斉解禁 メンバーソロ曲も対象に”. オリコン (2019年12月20日). 2019年12月20日閲覧。
- ^ “STANDOOH! AREEENA!! C'MOOOON!!!”. ビクターエンタテインメント (2001年). 2021年1月23日閲覧。
- ^ 『サザンオールスターズ 公式データブック 1978-2019』リットーミュージック出版、2019年、78頁。
- ^ “桑田佳祐『上質なコメディ!?あきれるほど贅沢!?“本当にすごい”桑田佳祐に迫る!』”. ORICON STYLE. オリコン. 2011年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月21日閲覧。
- ^ a b 『やっぱり、ただの歌詩じゃねえか、こんなもん』新潮社、2012年、62-64頁。
- ^ “食卓ON楽 祭りのあと/桑田佳祐”. FM広島 (2007年12月7日). 2023年5月14日閲覧。
- ^ 2021年のライブ・ビデオ『LIVE TOUR 2021「BIG MOUTH, NO GUTS!!」』より。
- ^ “真夜中のダンディー”. 家入レオ オフィシャルブログ. 2023年5月14日閲覧。
外部リンク
編集- 真夜中のダンディー - SOUTHERN ALL STARS OFFICIAL SITE