皆神 龍太郎 (みなかみ りゅうたろう、1958年1月6日 - )は、日本の作家疑似科学ウォッチャー。と学会運営委員。ASIOS会員。懐疑的組織JAPAN(Japan Anti-Pseudoscience Activities Network)の代表。

本業は会社員朝日新聞社勤務)。元と学会会員の植木不等式とは同僚[1]

来歴・人物

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東京都出身。東京工業大学大学院物理学専攻修了。超常現象疑似科学について強い関心を抱いており、1989年頃から本格的に研究をしているが、その実在は証拠が確認できないため信じないと表明[2]。その立場から、太田出版のSkeptic libraryを監修したり、と学会名義の共著書を出すなどの活動をしている。

また、唐沢俊一盗作問題に関して、皆神が唐沢を擁護・正当化する明確な発言を行った事実はないが、唐沢を批判しないことが擁護・正当化にあたるとして藤岡真から厳しい批判を受けている[3]

著書

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単著

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  • 『宇宙人とUFOとんでもない話』日本実業出版社〈Escargot books〉、1996年9月。ISBN 4-534-02522-X 
  • 『ダ・ヴィンチ・コード最終解読』文芸社、2006年5月。ISBN 4-286-00615-8 

共著・編著・共編著

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訳書

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監修

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  • ジェイムズ・ランディ『ノストラダムスの大誤解――イカサマまみれの伝説43の真相』望月美英子訳、太田出版〈Skeptic library 1〉、1999年5月。ISBN 4-87233-459-0 
  • ウィリアム・スタイビングJr.『スタイビング教授の超古代文明謎解き講座』福岡洋一訳、太田出版〈Skeptic library 2〉、1999年10月。ISBN 4-87233-482-5 
  • ジョー・ニッケル『ニッケル博士の心霊現象謎解き講座』望月美英子訳、太田出版〈Skeptic library 3〉、2000年3月。ISBN 4-87233-509-0 
  • ポール・エドワーズ『輪廻体験 神話の検証』福岡洋一訳、太田出版〈Skeptic library 4〉、2000年9月。ISBN 4-87233-541-4 
  • M・ラマー・キーン『サイキック・マフィア』村上和久訳、太田出版〈Skeptic library 5〉、2001年3月。ISBN 4-87233-567-8 
  • ピーター・ジェイムズ、ニック・ソープ『古代文明の謎はどこまで解けたか』 1巻、福岡洋一訳、太田出版〈Skeptic library 7〉、2002年7月。ISBN 4-87233-668-2 
  • ピーター・ジェイムズ、ニック・ソープ『古代文明の謎はどこまで解けたか』 2巻、福岡洋一訳、太田出版〈Skeptic library 8〉、2004年1月。ISBN 4-87233-811-1 
  • ピーター・ジェイムズ、ニック・ソープ『古代文明の謎はどこまで解けたか』 3巻、福岡洋一訳、太田出版〈Skeptic library 9〉、2004年12月。ISBN 4-87233-888-X 
  • ジョエル・アカンバーク『人はなぜ異星人を追い求めるのか 地球外生命体探索の50年』村上和久訳、太田出版、2003年9月。ISBN 4-87233-767-0 

脚注

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  1. ^ 唐沢俊一「と学会こぼれ話・10」と学会『トンデモ世紀末の大暴露』イーハトーヴ出版、1998年4月。ISBN 4-900779-24-5 p137
  2. ^ 志水一夫トンデモ超常レポート傑作選楽工社、2007年8月。ISBN 978-4-903063-11-9http://www.rakkousha.co.jp/books/isbn11-9-tondemochoujourepooto.html p.201、p.292
  3. ^ 藤岡真blog 2010年7月12日「徹底検証 唐沢俊一番外編 おれが「と学会」を批判する理由」

関連項目

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外部リンク

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