白民(はくみん)は中国に伝わる伝説上の人種である。古代中国では西方に位置する国に棲んでいたとされる。
古代中国の地理書『山海経』の海外西経によると、白民国は長股国の南、沃民国の北にあり、白民人は人間の姿をしているがとても白いという。
『山海経』の大荒東経によると、白民たちは古代中国の帝・帝俊の子孫で姓は銷(しょう)、キビを食し、鳥・トラ・ヒョウ・クマ・ヒグマを使役することが出来たという。