白坂道子
日本の女性声優
白坂 道子(しらさか みちこ、1935年10月28日[3] - )は、日本の女優、声優、ナレーター。北海道札幌市出身[2](岩見沢市[8]、または小樽市[9]出身とする文献もある)。81プロデュース所属[4]。
しらさか みちこ 白坂 道子 | |
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プロフィール | |
本名 | 関 道子(せき みちこ)[1] |
性別 | 女性 |
出身地 |
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生年月日 | 1935年10月28日(89歳) |
血液型 | A型[3] |
職業 | 声優 |
事務所 | 81プロデュース[4] |
公式サイト | 白坂道子 - 81プロデュースの公式サイト |
公称サイズ(時期不明)[6] | |
身長 / 体重 | 157[5] cm / 56 kg |
声優活動 | |
活動期間 | 1956年[7] - |
ジャンル | アニメ、朗読、吹き替え、ナレーション、舞台 |
デビュー作 | 『パイロットファーム』 |
経歴
編集北海道札幌南高等学校卒業後、NHK札幌放送劇団に入る[10]。1957年のラジオドラマ『赤い石』で、同年度の芸術祭文部大臣演技奨励賞を受賞[11][12]。そのことがきっかけで、東京放送劇団に移る[2]。その後プロダクションエム・スリーに所属した[13]。この間俳優座養成所第13期生として入所し、3年間演技の基礎を学んでいた[12]。
人物
編集札幌市立豊水小学校(現:札幌市立資生館小学校)[10]時代の5年生の時に、卒業式で在校生総代として祝辞を読む時の皆から募集した祝辞の作文をはっきりと大きい声で、皆の前で聞こえるように読む課題で、子供たちにコンクールをしていた[16]。その時に書いて、読むコンクールの時に選ばれており、人前で声を出すことが初めての経験だったという[16]。札幌市立中島中学校[10]時代の1年生の時に、近くにNHKがあり、担任の教師に「ちょっとNHKに行ってごらん」と言われて、男子の友人と2人が行っていたところアナウンサーが現役を引退して、子供を集めて、声を出して読むという一つの試みをしていた[16]。芥川龍之介の作品を念入りを出してたくさん声に出して読んでおり、10人くらい子供を集めて芥川の『杜子春』、『トロツコ』、『白』、『蜜柑』といったかっちり書かれていた文章に対して声を出して読むことを1年近くグループでしていた[16]。1990年時点では、それが、何か役者の道に繋がっているような気がしているという[16]。高校時代は放送部に所属していた[10]。
出演
編集テレビアニメ
編集- おばけのホーリー(1991年、おばあさん)
アニメ映画
編集- 西遊記(小竜)
- ジャータカものがたり きんいろのしか
ラジオドラマ
編集- パイロットファーム
- 赤い石
- 日本の天 戦艦大和の悲劇
- 北限の海女
- ガンバハル氏の実験
- 白馬の王子ミオ
- 沖縄の星
- 夜の鳥
- 白い道
人形劇
編集- 銀河少年隊(ロップ(第二部以降))
- 大きくなる子(ノンタ、ケンの母)
- おかあさんといっしょ 「きみだあれ」
- あつまれ!じゃんけんぽん(ノンタ)
- のびのびノンちゃん(タヌ君の母)
- こどもにんぎょう劇場
ナレーション
編集- NHK連続テレビ小説
- からだであそぼ
- くらしの歴史
- 挽歌
- NHKスペシャル
- 教育テレビスペシャル 人間は何をつくってきたか 交通博物館の世界
- 転落の詩集
- むかし男ありけり (1984年、RKB毎日放送) - 檀一雄の足跡を辿る 本作は同年芸術祭 (文化庁) テレビドキュメンタリーの部 優秀賞受賞
- 菜の花畑にジンタがきこえた 中山晋平生誕100年
- ETV特集
- NNNドキュメント
- 小倉遊亀・百二才の画室
- スタジオパークからこんにちは
- 京の歳時記
ラジオ
編集舞台
編集- 人間の最後の誇り
- テリエ館
- 女中アンナ
- 恐るべき親たち
- ペテルブルグの夢 - 「罪と罰」より
吹き替え
編集映画
編集- 偽装の女(フィービー・スロッセル〈キャサリン・ヘプバーン〉)
- 怒りの河(ローラ〈ジュリー・アダムス〉)
- ジェニーの肖像(ジェニー・アップルトン〈ジェニファー・ジョーンズ〉)
- 令嬢画伯(ダイナ・シェルトン〈シャーリー・テンプル〉)
- オーシャンと十一人の仲間(ビートリス・オーシャン〈アンジー・ディキンソン〉)
テレビドラマ
編集- 刑事コロンボ 権力の墓穴(マーガレット・ハルプリン〈ローズマリー・マーフィー〉)
アニメ
編集- バッキーとペピート(バッキー)
CD
編集脚注
編集- ^ 掛尾良夫 編「女性篇」『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年3月30日、429頁。ISBN 4-87376-160-3。
- ^ a b c プロフィール|語り工房
- ^ a b 「白坂 道子」『Excite News』(エキサイト株式会社)。2023年11月4日閲覧。
- ^ a b “白坂 道子”. 81プロデュース. 2018年4月29日閲覧。
- ^ 『日本タレント名鑑(2023年版)』VIPタイムズ社、2023年1月26日、594頁。ISBN 978-4-904674-14-7。
- ^ 『日本タレント名鑑(2004年版)』VIPタイムズ社、2004年4月8日、585頁。ISBN 978-4-9901242-2-9。
- ^ a b c “白坂 道子”. 日本タレント名鑑. VIPタイムズ社. 2021年11月20日閲覧。
- ^ 『北海道年鑑』1974年版、北海道新聞社、648p
- ^ 山中恒『餓鬼一匹: ボクラ少国民前夜』2003年、137頁。
- ^ a b c d “東京六華同窓会第95号” (PDF). 東京六華同窓会. p. 4 (2004年4月24日). 2020年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月3日閲覧。
- ^ 『戦後日本の芸術文化史: 芸術祭五十年』文化庁、1995年、479p
- ^ a b 白坂 道子|語り工房
- ^ 『出演者名簿(1992年版)』著作権資料協会、1992年、302頁。
- ^ 猫の事務所より 白坂道子 短編小説朗読会は9月25日から 2012.9.19 - 小樽人
- ^ 2013.04.20 白坂道子の新しいCDBOOK発売中 - おたる あとりゑ・クレールの窓から
- ^ a b c d e 「朗読とお話」『月刊国語教育研究』1990年11月号、日本国語教育学会、1990年11月、78-83頁。