白井 俊明(しらい としあき、1900年3月13日[1] - 1975年1月8日[2])は、日本の化学者

白井 俊明
人物情報
生誕 (1900-03-13) 1900年3月13日
日本の旗 日本
死没 1975年1月8日(1975-01-08)(74歳没)
出身校 東北帝国大学
学問
研究分野 化学
研究機関 東京帝国大学東京理科大学
学位 理学博士
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経歴

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1923年東北帝国大学理学部化学科を卒業。東京帝国大学理学部助手に採用。1940年、東京大学地震研究所理化学研究所に勤務。

1950年、東京大学教養学部教授となった。1951年、東京大学に学位論文を提出して理学博士号を取得。1960年、東京大学を定年退官し、名誉教授となった。その後は東京理科大学教授として教鞭をとった。1970年に東京理科大学を退職。

著作

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著書

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  • 『火と焔』誠文堂新光社 1940 僕らの科学文庫
  • 『化学思想小史』河出書房・科学新書 1941
  • 『化学と生活』羽田書店・生活科学新書 1942
  • 『新化学物語』明治書院 1949 科学知識普及叢書
  • 『化学精義』清水書院 1950
  • 『ノーベル賞』弘文堂アテネ文庫 1950
  • 『物質とは何か』三省堂出版 1951 理科文庫
  • 『化学の基礎研究』山田書院 1951
  • 『化学事典』紀元社出版 1954
  • 『化学辞典』弘文堂・アテネ文庫 1954
  • 『一般化学』東京大学出版会 1956
  • 『光と色の世界』三十書房・少年少女科学の研究室 1956
  • 『科学発達物語』偕成社 1957 図説文庫
  • 『現代化学読本』日本評論新社 1960
  • 『化学通論』東京大学出版会 1961
  • 『科学の歴史』偕成社・少年少女図説シリーズ 1963
  • 『無機化学大要』養賢堂 1963
  • 『無機化学入門』1965 有斐閣双書
  • 『理科の実験』講談社 1966 学習目でみる科学
  • 『金属のはなし』岩崎書店 1969 カラー版観察と実験

共編著

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翻訳

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  • ジョージ・ガモフ『太陽の誕生と死』創元社 1943 創元科学叢書 のち白揚社
  • テーラー『新科学大系』全7巻 桑木来吉共訳 河出書房 1952-1953
  • ファラデー『ろうそく物語』法政大学出版局 1952
  • ワイラー『地球』白揚社 1953 理科と社会科シリーズ
  • アーサー・C・クラーク『宇宙の探険』白揚社 1954
  • R.コールダー『科学のプロフィール』木下秀夫共訳 1954 岩波現代叢書
  • サイエンティフィック・アメリカン社編『最前線の化学』白揚社 1960 新科学シリーズ
  • リンド『面白い科学実験室 身近な材料でできる600の実験』1-3 白揚社 1964

論文

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  • 今市憲作, 内田憲男, 白井俊明「遠心ポンプの径方向推力に関する実験的研究」『日本機械学會論文集』第37巻第294号、日本機械学会、1971年、322-333頁、doi:10.1299/kikai1938.37.322ISSN 0029-0270NAID 110002353542 
  • 鮫島實三郎, 相原一男, 白井俊明「木炭の吸着による鹽素同位體分離の試み」『日本化學會誌』第43号、The Chemical Society of Japan、1922年、761-766頁、doi:10.1246/nikkashi1921.43.761ISSN 0369-4208NAID 130003986300 
  • 白井俊明「水蒸氣の分子量測定」『日本化學會誌』第44号、The Chemical Society of Japan、1923年、887-896頁、doi:10.1246/nikkashi1921.44.887ISSN 0369-4208NAID 130003803778 
  • 白井俊明「結晶格子エネルギーの化學量論」『応用物理』第5巻第7号、応用物理学会、1936年、312-316頁、doi:10.11470/oubutsu1932.5.312ISSN 0369-8009NAID 130003590950 
  • 白井俊明「高壓の物理」『日本数学物理学会誌』第13巻第1号、日本物理学会、日本数学会、1939年、73-105頁、doi:10.11429/subutsukaishi1927.13.73NAID 130003854890 
  • 白井俊明「高壓の化學」『日本数学物理学会誌』第13巻第2号、日本物理学会、日本数学会、1939年、180-190頁、doi:10.11429/subutsukaishi1927.13.180NAID 130003854896 
  • 那須信治, 白井俊明, 川島正治, 大内秋三, 高橋龍太郎, 岸上冬彦, 池上良平, 秋間哲夫「昭和二十一年十二月二十一日南海大地震津浪調査概報(和歌山県之部)」『地震研究所研究速報』第5号、東京帝國大学地震研究所、1947年4月、98-131頁、doi:10.15083/00032118NAID 120002692292 
  • 白井俊明「(第1報)液態硫黄の密度」『日本化學雜誌』第72巻第8号、The Chemical Society of Japan、1951年、696-697頁、doi:10.1246/nikkashi1948.72.696ISSN 0369-5387NAID 130003506537 
  • 白井俊明「(第2報)液態硫黄の表面張力」『日本化學雜誌』第72巻第8号、The Chemical Society of Japan、1951年、697-699頁、doi:10.1246/nikkashi1948.72.697ISSN 0369-5387NAID 130003506538 
  • 白井俊明「放射性同位元素の話」『新しい学校』第3巻第3号、興文館、1951年3月、36-41頁、NAID 40000094225 
  • 白井俊明「原子量について」『分析化学』第3巻第4号、日本分析化学会、1954年、369-374頁、doi:10.2116/bunsekikagaku.3.369ISSN 0525-1931NAID 130000950242 

脚注

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  1. ^ 『人事興信録 第25版 上』(人事興信所、1969年)し151頁
  2. ^ 『地震研究所創立五十年の歩み』(東京大学地震研究所、1975年)p.139

参考文献

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