畢禄山
畢禄山(ひつろくさん)は台湾の花蓮県秀林郷と南投県仁愛郷の境界に位置する標高3,371mの山。
畢禄山 | |
---|---|
![]() 畢禄山 | |
標高 | 3,371 m |
所在地 |
![]() 花蓮県秀林郷 南投県仁愛郷 |
位置 | 北緯24度12分49秒 東経121度20分50秒 / 北緯24.21361度 東経121.34722度座標: 北緯24度12分49秒 東経121度20分50秒 / 北緯24.21361度 東経121.34722度 |
![]() |
概要
編集遭難事故
編集- 2012年12月30日、4人の登山者グループが軽装備のまま畢羊縦走を進んだが、そのうちの1人である陳秀寛(69歳)が鋸齒連峰にて低体温症と高山病で意識を失った。残りの3人も低体温症が現れ始めており、また地形が険しいため陳氏を運び出せず、岩に陳氏を置いて3人は救助を求め下山した。花蓮県消防局により発見されたときには3人は全身が凍えており、合歓山派出所へ送られた。 救助隊員が陳氏を発見した時には既に死後硬直していたものの、積雪や地形、装備不足により遺体を回収することはできなかった。その後は救助隊員を増員し、2013年1月6日午前6時25分ごろに救急ヘリにより遺体が回収され、北港へ送られた[4]。
- 2020年5月16日、台北大学の登山隊16人が畢禄山に登る途中で、1人が転落し死亡した。
- 2020年11月17日、台中からの登山客7人のうち女性3人が鋸齒連峰にて行方不明になった。2人は救助されたが、残り1人は低体温により死亡した。
脚注
編集- ^ 太魯閣國家公園-畢祿山步道簡介 “存档副本”. 2014年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年5月13日閲覧。
- ^ 《臺灣百岳全集-中央山脈北段》,2007年6月出版,上河文化
- ^ 原住民族傳統領域土地調查第五年研究報告 (PDF) (Report). 行政院原住民族委員會. 2007. 2022年1月5日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2022年1月5日閲覧。
- ^ “陳秀寬魂斷羊頭山 遺體吊掛運下山”. 自由時報電子報. (2013年1月7日). オリジナルの2023年6月18日時点におけるアーカイブ。 2020年11月20日閲覧。