田部隆次

日本の英文学者

田部 隆次(たなべ りゅうじ、1875年明治8年)10月20日 - 1957年昭和32年)12月20日)は、日本英文学者

人物・来歴

編集

富山県の南日家に生まれ、生後まもなく田部家の養子となる。兄に英語教育者の南日恒太郎、弟に別の田部家へ養子に入った英文学者の田部重治がいる。村松剛村松英子の母方の祖父。村松えりの曾祖父。

富山中学校早稲田大学専門部を経て[1]東京帝国大学英文科でラフカディオ・ハーンに学び、後年ハーンの研究を行った。女子学習院教授を務め、第一書房の『小泉八雲全集』を大谷正信らと共訳した。

大正末期、兄・恒太郎(当時富山高校・初代校長)と共に、ハーンの蔵書を遺族から購入。富山高等学校(現・富山大学)図書館に「ヘルン文庫」を作った。

著書

編集
  • 『小泉八雲』早稲田大学出版部、1914年4月。 NCID BN10927371全国書誌番号:43018531 
  • 『小泉八雲』北星堂書店、1950年6月。 NCID BN07551336全国書誌番号:50003816 

編集

編集

翻訳

編集

共訳

編集

小泉八雲全集

編集

脚注

編集
  1. ^ 富山高校人物伝|富山高校同窓会”. www.toyama-taromaru.net. 2021年2月4日閲覧。

外部リンク

編集