田部京子
田部 京子(たべ きょうこ、1967年3月26日 - )は、日本のピアニスト。シューベルト弾きとしての顔も持ち、東京とベルリンを拠点に幅広く活動。北海道室蘭市出身。
田部 京子 TABE Kyoko | |
---|---|
生誕 | 1967年3月26日(57歳) |
出身地 | 日本・北海道室蘭市 |
学歴 | 東京芸術大学大学院 |
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | ピアニスト・音楽教育者 |
担当楽器 | ピアノ |
活動期間 | 1982年 - |
レーベル | 日本コロムビア・シャンドス |
公式サイト | Pianist KYOKO TABE - 公式サイト |
略歴
編集4歳よりピアノを始め、田中希代子に認められ指導を受ける[1]。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校入学、田村宏に師事。1984年、高校在学中に第53回日本音楽コンクールに最年少で第1位に輝き一躍大器として大きな注目を集める。
東京藝術大学に進学。1988年より文化庁在外派遣研究員としてベルリン芸術大学に留学、クラウス・ヘルビッヒに師事。ベルリン芸術大学および同大学院を首席卒業。ドイツ国家演奏家資格取得。ベルリン留学中にエピナール国際ピアノコンクール第1位、アルトゥル・シュナーベル・コンクール第1位、ミュンヘン国際音楽コンクール(ARD)第3位と数々の国際コンクールで輝かしい成績を収める。
1997年4月にはカーネギーホール主催によりワイル・リサイタルホールにおいてニューヨーク・デビューを飾る。1990年から国内で本格的な演奏活動を開始し、全国各地でのリサイタル、主要オーケストラとの共演も多数。吉松隆などの作曲家の新作ピアノ協奏曲の初演も行っている。アルバン・ベルク弦楽四重奏団などから日本ツアーの共演者として指名されている。
レコーディング活動も活発で、日本コロムビア(DENON)、英国シャンドス(Chandos)より、合わせて20枚以上がリリースされている。2008年」は、カルミナ四重奏団と共演したシューベルトのピアノ五重奏曲「ます」(コントラバス:ペトル・イウガ)とシューマンのピアノ五重奏曲の録音で、音楽之友社主催の第48回レコード・アカデミー大賞の室内楽部門賞を受賞。ほかに村松賞(音楽部門大賞)、第4回日本製鉄音楽賞などを受賞。
上野学園大学教授、日本音楽コンクール審査員、桐朋学園大学院・特別招聘教授などを務め、現在は桐朋学園大学院大学教授として後進の指導に当たる。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ 吉澤ヴィルヘルム『ピアニストガイド』青弓社、印刷所・製本所厚徳所、2006年2月10日、161ページ、ISBN 4-7872-7208-X
外部リンク
編集- Pianist KYOKO TABE - 公式サイト