田畑暁生
日本の社会学者
田畑 暁生(たばた あけお、1965年 - )は、日本の社会学者[1]、神戸大学発達科学部/人間発達環境学研究科教授[2]。社会情報学、メディア論、映像論を専門としており、地域情報化政策について多数の業績をあげ[2]、翻訳も数多く手がけている。専門社会調査士、専門地域調査士、専門統計調査士。
経歴
編集東京都生まれ[3]。東京大学経済学部卒業後、東京大学大学院では社会情報学を専攻し[3]、修士(社会学)を取得[2]、博士課程を単位取得退学した[3]。1996年に神戸大学の教員となった[3]。
おもな業績
編集単著
編集- 映像と社会:表現・地域・監視、北樹出版、2003年
- 情報社会論の展開、北樹出版、2004年
- 地域情報化政策の事例研究、北樹出版、2005年
- メディア・シンドロームと夢野久作の世界、NTT出版、2005年
- 西日本の地域情報化政策、北樹出版、2006年
- 東日本の地域情報化政策、北樹出版、2008年
- 離島の地域情報化政策、北樹出版、2011年
- あの頃、バブル(小説集)、鳥影社、2018年
- 風嫌い(小説集)、鳥影社、2019年
- 「平成の大合併」と地域情報化政策、北樹出版、2022年
編著
編集- 情報社会を知るクリティカル・ワーズ、フィルムアート社、2004年
訳書
編集- マイケル・ハイム「仮想現実のメタフィジックス」、岩波書店、1995年
- ウィリアム・ボガード「監視ゲーム : プライヴァシーの終焉」、アスペクト、1998年
- (阿部孝太郎との共訳)ドロシー・レオナルド「知識の源泉 : イノベーションの構築と持続」、ダイヤモンド社、2001年
- フランク・ウェブスター「「情報社会」を読む」、青土社、2001年
- ケヴィン・ロビンス「サイバー・メディア・スタディーズ:映像社会の〈事件〉を読む」、フィルムアート社、2003年 (Cine lesson ; 別冊)
- ヒュー・マッケイ、ウェンディ・メイプルス、ポール・レイノルズ共著「入門 情報社会の社会科学」、NTT出版、2003年
- デヴィッド・R・ケプセル「ネット空間と知的財産権:サイバースペースの存在論」、青土社、2003年
- ケンブリュー・マクロード「表現の自由vs知的財産権:著作権が自由を殺す?」、青土社、2005年
- ジェイ・デイヴィッド・ボルター、ダイアン・グロマラ共著「メディアは透明になるべきか」、NTT出版、2007年
- アレクサンダー・ハラヴェ「ネット検索革命」、青土社、2009年
- M・クリスティーヌ・ボイヤー「サイバーシティ」 NTT出版(叢書コムニス 09)、2009年
- デイヴィッド・ライアン「膨張する監視社会 : 個人識別システムの進化とリスク」、青土社、2010年
- ジョン・バイロン、ロバート・パック共著「龍のかぎ爪 康生」、岩波書店(岩波現代文庫 上・下)、2011年
- A・M・ローゼンタール「38人の沈黙する目撃者 キティ・ジェノヴィーズ事件の真相」、青土社、2011年
- マイケル・ライアン、メリッサ・レノス「Film Analysis 映画分析入門」、フィルムアート社、2014年
- デイヴィッド・ライアン「監視文化の誕生」、青土社、2019年
- マイケル・バックランド「新 情報学入門」、日本評論社、2020年
- フランク・パスカーレ「ブラックボックス化する社会」、青土社、2022年
- マーク・クーケルバーク「自己啓発の罠」青土社、2022年
- トム・ルッツ「無目的 行き当たりばったりの思想」青土社、2023年
- アンガス・フレッチャー「世界はナラティブでできている」青土社、2024年
- ウォン・カーウァイ、ジョン・パワーズ「ザ・シネマ・オブ・ウォン・カーウァイ」星海社、2024年
- マーク・クーケルバーク「ロボット倫理」青土社、2024年
脚注
編集外部リンク
編集- akehyon-diary - ブログ
- 田畑暁生(Akeo Tabata) (@akehyon) - X(旧Twitter)