藤井郁美
藤井郁美(ふじい いくみ、旧姓:井上、 1982年11月2日 - )は、神奈川県横浜市出身の女子車いすバスケットボール選手。ポジションはフォワード。現在は男女混成車いすバスケットボールチーム宮城MAXと、女子車いすチームのSCRATCH[1]でプレーしている。車いすバスケットボール女子日本代表共同キャプテン。夫は元車いす男子日本代表の藤井新悟[2]。
個人情報 | ||||||||||||||||||
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生誕 | 1982年11月2日(42歳) 日本 神奈川県横浜市 | |||||||||||||||||
スポーツ | ||||||||||||||||||
競技 | 車いすバスケットボール | |||||||||||||||||
障害クラス | 4.0 | |||||||||||||||||
チーム | SCRATCH/宮城MAX | |||||||||||||||||
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来歴
編集小学校3年生のとき、バスケットボールを始める。中学生のときのポジションはガードで、3年生時の県大会でベスト4に進出[3]。強豪校からの推薦が来るほどの選手であったが、中学卒業直前に骨肉腫が見つかり、右脚のひざと、大腿の一部を切断することになった。退院後、推薦ではない別の高校に1年遅れで進学し、女子バスケ部のマネージャーを務めていた[3]。
2002年、20歳の時、車いすバスケットボールと出会い、競技を始める[4][5]。
2005年、車いすバスケットボール女子日本代表に選出され[5]、アジアオセアニアチャンピオンシップスで国際大会に初出場した[3]。
2006年にオランダで開催されたIWBF車いすバスケットボール世界選手権に出場。大会期間中に高確率でアウトサイドシュートを決めるアメリカのジェニファー・ハウイットのプレーに衝撃を受け[3]、帰国後により高い練習レベルを求め、当時は男子選手しか所属していなかった宮城MAXに入団[5]。
2007年、国際親善女子車いすバスケットボール大阪大会は全試合スタメンを務めた。
2008年、北京パラリンピックに出場し、4位入賞の原動力となった[5]。
宮城マックスのチームメイトの藤井新悟と結婚し[5]、2014年に母となった後も周囲やチーム関係者の協力を得て競技を続けた[6]。
2017年、第45回日本車いすバスケットボール選手権大会 でベスト5を受賞[7]。
2018年、アジアパラ競技大会前から日本代表キャプテンに就任[5]。
2021年、東京パラリンピックに出場。
プレースタイル
編集宮城マックスでアウトサイドシュート力、フェイドアウェイシュートを身に着けた。アピールポイントはクイックで打てるアウトサイドシュート[7]。
日本代表歴
編集- 2006 IWBF車いすバスケットボール世界選手権 6位
- 2008 北京パラリンピック 4位
- 2010 世界選手権 7位
- 2010 アジアパラ競技大会 優勝
- 2018 アジアパラ競技大会 準優勝
- 2021 東京パラリンピック 6位
出典
編集- ^ 車いすバスケ「皇后杯」、令和初代女王の座をつかむのは?basketballking 2020.01.13
- ^ http://blogs.yahoo.co.jp/basket_m_blog/38644611.html]
- ^ a b c d 【車いすバスケリレーインタビュー 女子Vol.17】藤井郁美「Wリーグ皇后杯の決勝で再確認したスポーツの力」
- ^ [1]
- ^ a b c d e f 車いすバスケットボール女子日本代表・藤井郁美、東京パラで集大成となるプレーをパラサポWEB 2021年7月29日
- ^ 選手と子育て両立しながら挑む 車いすバスケ女子の藤井河北新報2021年08月26日
- ^ a b 藤井 郁美選手パラサポWEB 選手紹介