田中昭二 (物理学者)
日本の応用物理学者
田中 昭二(たなか しょうじ、1927年9月19日[1] - 2011年11月11日)は、日本の応用物理学者。東京大学名誉教授。国際超電導産業技術研究センター顧問。妻は「わいふ」編集長を務めた田中喜美子。
略歴
編集神奈川県小田原市出身[2]。1950年、東京大学工学部応用数学科 卒業。
1968年5月、東京大学工学部教授に就任。
1986年12月、IBMチューリッヒ研究所のミュラーとベドノルツが発表していた酸化銅を含むセラミックが超伝導体であることを田中研究室が証明した。
1988年1月、財団法人国際超電導産業技術研究センター副理事長。同年3月に東京大学工学部を定年退官後は東海大学工学部教授、超電導工学研究所長を歴任した。
1990年、紫綬褒章受章[2]。1999年、勲三等旭日中綬章受章[3]。
2011年11月11日、肺炎のため死去。84歳没[4]。
著書
編集- 入門超々LSI 日本経済新聞社, 1986.6. 日経ハイテクシリーズ
- 産業技術と未来社会 未来産業技術研究振興財団, 1994.3.
共編著
編集翻訳
編集- 物理・化学辞典 John Daintith編 笛木和雄共監訳 朝倉書店, 1980.9. 朝倉科学辞典シリーズ
脚注
編集- ^ “田中昭二”. コトバンク. 2011年11月12日閲覧。
- ^ a b “常に知的好奇心を持ち続ける 超電導工学研究所 所長 田中昭二 氏 トップインタビュー”. 丸文株式会社. 2011年11月12日閲覧。
- ^ 「99年秋の叙勲 勲三等以上と在外邦人、外国人、在日外国人の受章者一覧」『読売新聞』1999年11月3日朝刊
- ^ “訃報:田中昭二さん84歳=東京大名誉教授、物理工学専攻”. 毎日新聞. (2011年11月11日) 2011年11月12日閲覧。