田中口駅
田中口駅(たなかぐちえき)は、和歌山県和歌山市太田にある和歌山電鐵貴志川線の駅。駅番号は02。
田中口駅 | |
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ホーム(2007年3月) | |
たなかぐち TANAKAGUCHI | |
◄01 和歌山 (0.6 km) (0.8 km) 日前宮 03► | |
所在地 | 和歌山県和歌山市太田 |
駅番号 | ○02 |
所属事業者 | 和歌山電鐵 |
所属路線 | ■貴志川線 |
キロ程 | 0.6 km(和歌山起点) |
電報略号 | タク |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗降人員 -統計年度- |
139人/日 -2020年- |
開業年月日 | 1924年(大正13年)6月15日 |
備考 | 無人駅 |
歴史
編集この駅の開業する2年前の1922年(大正11年)に国鉄紀勢西線(現在の紀勢本線)が和歌山駅(現在の紀和駅)から箕島駅まで開通し、東和歌山駅(現在の和歌山駅)が開業した。山東軽便鉄道はこの東和歌山駅に乗り入れをするため、秋月駅(現在の日前宮駅)から新しく東和歌山駅までの路線を開通させてそちらを使用することとした。この駅のある位置の西方700メートルほどの場所の旧線上にあった大橋駅は、新線開業後廃止になり[1]、さらに新しい路線のこの附近には駅が設けられなかったので、もとの大橋駅があった附近の住民は新しい路線の開通により不便をきたすようになった。そしてそのため住民らが請願を行い、この駅は開業した。
年表
編集駅構造
編集単式ホーム1面1線のみを持ち、列車同士の行き違いはできない地上駅。
無人駅で、自動券売機や自動改札機などは設置されておらず、スルッとKANSAI対応のカードも使用できない。
1990年代は木造駅舎が残存していたが、後に撤去された。ホームには上屋が設けられており、上屋の裏には小さなトイレ(男女共用・水洗式)が設置されている。またホームと外部とは三段の短い階段と緩やかなスロープで結ばれている。
利用状況
編集2020年(令和2年)度の調査結果では、1日平均乗降人員は139人である。
各年度の1日平均乗降人員は下記の通り[3]。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
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1980年 | 88 |
1985年 | 101 |
1990年 | 108 |
1995年 | 159 |
2000年 | 93 |
2001年 | 89 |
2002年 | 95 |
2003年 | 89 |
2004年 | 88 |
2005年 | 91 |
2006年 | 216 |
2007年 | 217 |
2008年 | 164 |
2009年 | 161 |
2010年 | 160 |
2011年 | 160 |
2012年 | 159 |
2013年 | 168 |
2014年 | 167 |
2015年 | 185 |
2016年 | 175 |
2017年 | 173 |
2018年 | 166 |
2019年 | 159 |
2020年 | 139 |
2021年 | 140 |
駅周辺
編集この駅は和歌山県の県庁所在地和歌山市の市街地にあり、辺りには住宅が立て込んでいる。当駅の田中口という駅名の由来ともなった田中町はこの駅の北東およそ300mほどのところにあり、当駅とわずか600 mほどしか離れていない和歌山駅から行くのと、距離の点では変わらない。この駅は丁度貴志川線の線路がJR西日本のきのくに線から別れる付近にある。
- 来迎寺
- 大立寺
- 惣光寺
- 和歌山市立新南小学校
- 新南公園
- 和歌山新出島郵便局
- 和歌山県道138号和歌山野上線
- 和歌山バス「木広町」停留所
隣の駅
編集- ()内は駅番号を示す。
脚注
編集- ^ 「地方鉄道運輸営業一部廃止並営業哩程変更」『官報』1924年3月19日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ^ 「地方鉄道駅設置」『官報』1924年6月25日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ^ 令和3年度和歌山県公共交通機関等資料集 (PDF)
関連項目
編集外部リンク
編集- 田中口駅(駅別の時刻表) (PDF) - 和歌山電鐵
- 国土地理院地図閲覧サービス - 田中口駅周辺の1/25000地形図