田上隕石(たなかみいんせき)は、滋賀県大津市の田上山山中で発見された隕石[1][2]。別名、田上山隕石[1]。
1885年(明治18年)、大津市にある田上山で発見されたIIIEに分類される鉄隕石である[2]。
日本で最も重い隕石[2]で重量は174kg[1]。日本最大の鉄隕石でもある[1]。切断面にみられるウィドマンシュテッテン構造の模様が特徴[1]。鉱物仲買人の上野滝蔵が発見したと伝わるが[1]、飛来時期及び発見当時の詳細な状況は不明とされている[2]。
1905年(明治38年)以降、国立科学博物館(展示当初は帝国博物館)で展示されている[2][3]。