猪津駅
韓国の鉄道駅
猪津駅(チェジンえき)は、大韓民国江原特別自治道高城郡にある韓国鉄道公社(KORAIL)東海北部線の駅。
猪津駅 | |
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猪津駅駅舎(東海線鉄道南北出入事務所併設) (2006年8月26日撮影) | |
제진 チェジン Jejin | |
(11.1km) 鑑湖► | |
所在地 |
韓国江原特別自治道高城郡県内面 東海大路 9909 |
所属事業者 | 韓国鉄道公社(KORAIL) |
駅種別 | 無配置簡易駅 |
所属路線 | 東海北部線 |
キロ程 | 0.0 km(当駅起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
開業年月日 | 2006年3月15日 |
猪津駅 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 제진역 |
漢字: | 猪津驛 |
発音: | チェジンニョク |
日本語読み: | ちょしんえき |
英語表記: | Jejin Station |
現在路線は朝鮮民主主義人民共和国方面しか開通していないため、後述する試験運行を除いて列車運行は行われていない。
概要
編集日本統治時代からの路線分断
編集1932年11月1日にて朝鮮総督府鉄道の東海北部線として開業する。なお東海北部線の建設は江陵まで向かう予定であったが、途中の襄陽駅で建設は凍結された。
1945年の朝鮮光復により当地は北緯38度線(38度線)よりも北側にあったため北朝鮮側の領有となり、間もなく朝鮮民主主義人民共和国鉄道省による管理となった。しかし1950年に勃発した朝鮮戦争によって当駅を含む東海北部線は破壊され、さらに戦争の過程で軍事境界線が移動したことによって当駅は民間人出入統制区域内に位置しながらも韓国側の領有となった。当駅は1953年7月31日に韓国側の戸籍上として一旦廃駅とされた。東海北部線自体もその後列車の運行自体が行われることなく、1967年1月1日に全線が廃線とされた。
再連結事業による再開業
編集東海線復元事業により、2006年3月15日に南側の南北出入事務所を併設しつつ竣工された。同年5月12日に、韓国(南)と北朝鮮(北)は5月25日に猪津駅(南側)・鑑湖駅(北側)間で列車の試験運行を行なうことで一旦は合意した。だが、同年5月24日に北側が一方的に試験運行の中断宣言を行い、当初の予定は全て取り消しとなった[1]。その後、南北間の再交渉の結果を受け、2007年5月17日にようやく猪津駅と鑑湖駅との間で試験運行が実施された[2]。しかしその後の北側へ向かう定期列車を運行するめどは立っていない。なお2027年に東海北部線が全通復旧し、江陵方面へ向かう路線が開通する予定である。
駅構造
編集歴史
編集脚注
編集- ^ 北朝鮮、京義線の試験運行を一方的に中止 2006年5月25日付朝鮮日報記事
- ^ 南北縦断鉄道:17日試運転記念式典=56年ぶりに南北往来 2007年5月17日付朝鮮日報記事
関連項目
編集隣の駅
編集- 韓国鉄道公社・朝鮮民主主義人民共和国鉄道庁
- 東海北部線
- 猪津駅 - 鑑湖駅