犬山頭首工ライン大橋

愛知県犬山市と岐阜県各務原市を結ぶ木曽川の橋

犬山頭首工ライン大橋(いぬやまとうしゅこうラインおおはし)は、愛知県犬山市岐阜県各務原市鵜沼小伊木町を結ぶ木曽川である。また濃尾用水の取水用の可動堰でもある。一般的には、「ライン大橋」の名で呼ばれている。

犬山頭首工ライン大橋(ライン大橋)
伊木山から望む木曽川と犬山頭首工ライン大橋
地図
基本情報
日本の旗 日本
所在地 愛知県犬山市犬山北古券 - 岐阜県各務原市鵜沼小伊木町 間
交差物件 木曽川
座標 北緯35度23分17.2秒 東経136度56分5.7秒 / 北緯35.388111度 東経136.934917度 / 35.388111; 136.934917座標: 北緯35度23分17.2秒 東経136度56分5.7秒 / 北緯35.388111度 東経136.934917度 / 35.388111; 136.934917
構造諸元
形式 桁橋
全長 420 m
6 m(歩道+3 m)
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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1987年度(昭和62年)に撮影された国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。愛知県犬山市と岐阜県各務原市の境を流れる木曽川とライン橋。
左岸下流より撮影、右側が犬山城

概要

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車道(操作橋)

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  • 供用:1968年昭和43年)
  • 延長:420 m
  • 幅員:6 m
  • 重量制限:5.5 t(大型車通行禁止)

※ 右岸で岐阜県道95号芋島鵜沼線と交差する。

歩道 (管理橋)

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頭首工

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  • 土砂吐:2門
  • 可動堰:6門
  • 魚道:2門
  • 舟通:1門
  • 取入樋門:左岸3門、右岸に1門

名称の由来

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木曽川の別名として「日本ライン」が近辺で使われることから、「ライン大橋」と名付けられた。

歴史

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江戸時代御囲堤の建設により木曽川の支川はことごとく廃川された。このため、この支川から農業用水を手に入れていた住民は困り、木曽川から水を得るため、農業用水の建設を行った。江戸時代初期に、尾張国側で宮田用水木津用水が建設され、昭和時代初期には岐阜県側で羽島用水が建設された。しかし、洪水や流れの変化などにより、安定した水の供給が困難であり、水を巡るトラブルも続出した。

これを解決するために、農林省1957年昭和32年)より10年の歳月をかけ、羽島用水、宮田用水、木津用水の3つの用水の取水口を統一するための犬山頭首工を建設した。また、この堰堤に橋をかけて当時名鉄電車との併用で渋滞が頻発していた犬山橋の迂回ルートとした。

2007年平成19年)6月18日、1月に完成していた管理用の橋が、歩行者専用道として開放された。

現在、老朽化が進んでおり数年にわたって改修工事が行なわれている。

所在地

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  • 北岸:岐阜県各務原市鵜沼小伊木町
  • 南岸:愛知県犬山市大字犬山

その他

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  • ライン大橋は各務原市の市道(各務原市道鵜328)となっている[1]

脚注

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  1. ^ 橋梁点検一覧表(2020年10月)” (PDF). 各務原市. 2024年7月11日閲覧。

外部リンク

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