牛島(うしじま)は、大分県大分市佐賀関豊後水道に浮かぶ無人島である。

牛島
左手に小さく見えるのが牛島。左手奥は佐田岬、右手の島は高島、手前は関崎。
左手に小さく見えるのが牛島。
左手奥は佐田岬、右手の島は高島、手前は関崎。
所在地 日本の旗 日本大分県大分市
所属諸島 豊後諸島
最高標高 23 m
プロジェクト 地形
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地理

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佐賀関半島関崎から北東約3.7km、高島から北北西約1.5km[1]の大分市の最北端に位置する(なお、大分市の最東端は高島である)[2]。最高点の標高は23m[1]。牛島という名称は、形がの姿に似ることに由来するとされる[3]

地質は結晶片岩からなり、ウミネコの営巣地でもある[1]1956年(昭和31年)5月1日瀬戸内海国立公園に編入されている[4]

歴史

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唐橋君山による『豊後国志』(1803年(享和3年))には、伊弉册尊(イザナミ)(伊弉諾尊(イザナギ)の誤りと解されている)が禊祓をする場所を探して、雅御子鼻の田刈穂浦(現在の大分市佐賀関古宮)を訪れ、潮に潜って穢れを清めた後に、高門岩に登ったと記され、高門岩は佐賀関の東北に1里ほどの海上にあって今は牛島というと述べられている[5]。また、伊藤常足による『太宰管内志』(1841年(天保12年))にも、高門岩の位置や牛島と呼ばれることについて、同様の記述がある[1]

脚注

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  1. ^ a b c d 角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典 44 大分県』角川書店、1980年1月、p.151
  2. ^ 大分市統計年鑑 平成28年版 (PDF) 大分市
  3. ^ 山田宇吉『佐賀関史』 1925年
  4. ^ 大分銀行百年史 大分銀行(渋沢社史データベース)
  5. ^ 豊後国志:附・箋釈豊後風土記 国立国会図書館デジタルコレクション