片山鉄篆
片山 鉄篆(かたやま てってん、享保16年(1731年)[1] - ?)は、江戸時代中期から後期の篆刻家[1][2]。鉄篆は字[1]。号は尚古館[1]。 名は伊与[2]。
経歴・人物
編集大坂出身の人物[1]。書や篆刻に優れた片山渤海の娘[2]。京都に住み、父に学ぶ[1]。
墨蘭、墨竹を能くし、よく印に刻んだ[1][2][3]。日常会話にも難しい漢語を好んで使い、相手を困らせたことから周囲から蝋石と呼ばれた[3]。享和2年(1802年)、72歳と刻した側款を最後に、その後の消息は不明[3]。
脚注
編集参考文献
編集- 祖田浩一 監修『日本女性人名辞典』(普及)日本図書センター、1998年。ISBN 4820578812。