燃える水の国

燃える水の国（もえるみずのくに、Land of Black Gold）は、ベルギーの漫画家エルジェによる漫画シリーズ『タンタンの冒険』の第15作目である。 燃える水の国は子供向け漫画で子ども20世紀新聞に1939年9月から1940年5月のドイツ軍のベルギー侵攻まで連載されたが、同紙は廃刊となり物語は中断された。 8年後、エルジェは『燃える水の国』の連載に戻り、1948年9月から1950年2月までベルギーの雑誌タンタンマガジンの連載を完了し、その後1950年にカステルマン社から全集として出版された。 戦争の前夜を舞台にしたこの物語は、中東の石油供給を妨害する過激派グループを暴こうとする少年ルポ記者タンタンの試みを中心に展開する。

1971年、『燃える水の国』にさまざまな改変を加え、舞台をイギリス委任統治領パレスチナから架空の国家ケメドに移した。