熊本 マリ(くまもと マリ、1964年10月15日 - )は、日本ピアニストである。所属事務所はプロアルテムジケ浅井企画と業務提携。

熊本 マリ
生誕 (1964-10-15) 1964年10月15日(60歳)
出身地 日本の旗 日本 東京都
学歴 マドリード音楽院
ジュリアード音楽院
英国王立音楽院
ジャンル クラシック
職業 ピアニスト
大阪芸術大学教授
担当楽器 ピアノ
公式サイト www.marikumamoto.com

人物

編集

東京都出身。5歳からピアノに親しみ、10歳で家族と共にスペインへ移り住む[1]

経歴

編集
  • 1975年よりスペイン王立マドリード音楽院でホアキン・ソリアノに師事。スペイン青少年音楽コンクール優勝。
  • 1982年に奨学金を受けてジュリアード音楽院に入学し、サーシャ・ゴロニツキーに師事。
  • 1985年から英国王立音楽院にてC・エルトンに師事。英国ニューポート国際音楽コンクールに入賞。ダイアナ妃より授与される。
  • 1986年、同音楽院卒業後、最年少でRecital-Diplomaを授与され、帰国。
  • 1991年、スペインの作曲家フェデリコ・モンポウ(1893 - 1987)のピアノ曲全集の録音を完成。
  • 1993年、モンポウの伝記「ひそやかな音楽」を翻訳。同年、英国王立音楽院よりARAMを贈られる。
  • 1994年、プラハでチェコ・フィルハーモニー管弦楽団とジルベスターコンサートで共演する。
  • 1996年、スペインでのジャパン・ウィークでリサイタルを開催。
  • 1998年、プラハでリサイタルを開催、及びヨセフ・スーク&スーク室内オーケストラと共演する。
  • 1995年から2006年、毎年秋にローム・リリック・セレクションとして全国ツアーを重ねる。
  • 2000年、NHK教育テレビ『芸術劇場』の「BSクラシック ピックアップ」の司会を務める。

これまでに、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ヨセフ・スーク&スーク室内オーケストラ、カイロ・オペラ・オーケストラ、ウィーン・フィルのメンバー、国内の主要オーケストラと共演。演奏活動の傍ら、テレビ・ラジオへの出演、執筆活動などもおこなっている。2008年には大阪芸術大学教授に就任し、現在は後進の指導にも取り組む。

ディスコグラフィー

編集
  • 「モンポウ・眠れる詩人の歌」1988年
  • 「マリ・プレイズ・モンポウ」1989年
  • 「マリ・プレイズ・モンポウ・プレリュード集・光の窓~モンポウ・ピアノ作品集3」1990年
  • 「マリ・プレイズ・モンポウ イン・ヴェネツィア~モンポウ・ピアノ作品集2」1990年
  • 「マリ・プレイズ・モンポウ 4」1991年
  • 「バルセロナの風~スペイン・ピアノ名曲ベスト・コレクション」 1992年
  • 「バッハ:ゴルトベルク変奏曲」1993年
  • 「イタリア協奏曲」1994年
  • 「秘密 ~熊本マリ・モンボウ・ベスト~」1995年
  • 「ブランデンブルク協奏曲第5番」 1995年
  • 「Tango」1997年
  • 「忘れられた調べ」1997年
  • 「CARMEN」1999年
  • 「"Taboo~Viva,Latin Dance!"」 2000年
  • 「スペインの熱い夜/熊本マリ スペイン名曲集」2004年
  • 「マジョルカ島の恋~ショパン・ノクターン集」2005年
  • 「静かな音楽」2006年
  • 「熊本マリのShall We Dance?」2009年
  • 「鳥の歌~愛のメッセージ」 2011年
  • 「日本の心、日本のメロディー ~奥村一作品集」2012年
  • 「秘密 モンポウ・ベスト」 2013年

著書

編集
  • 『人生を幸福にしてくれるピアノの話』2008
  • 『音よ、耀け―バッハからタンゴ 』1997
  • 『ラ・ピアニスタ 太陽の門から 』2000
  • 『薔薇よ、語って 』1996

脚注

編集
  1. ^ 吉澤ヴィルヘルム『ピアニストガイド』青弓社、印刷所・製本所厚徳所、2006年2月10日、40ページ、ISBN 4-7872-7208-X

外部リンク

編集