演劇実験室◎万有引力
演劇実験室◎万有引力(えんげきじっけんしつ ばんゆういんりょく)は、1983年、寺山修司の死後、天井桟敷の音楽・共同演出を担当していたJ・A・シーザーと天井棧敷の劇団員31名とで結成された日本の劇団。
1983年、「シナの皇帝」で旗揚げ。奴婢訓海外公演など実質的に天井桟敷の後継として活動している[1]。なお新高恵子は、寺山修司の死去とともに83年に女優引退しており、万有引力には参加していない[2]。
主な俳優
編集- 蘭妖子
- サルバドール・タリ
- 根本豊
- 髙田恵篤
- 福士恵二
- 伊野尾理枝
など
主な作品
編集2004年
2005年
- 奴婢訓
- アヴェロンの野生児 ―俳優マクベスと野生児ヴィクトールの内在生成学―
- 奇想黙示劇 宮沢賢治の知恵の夢
2006年
- 草迷宮 ― たずねて母の迷宮三千里 ―
- ブラック イン ザ ダーク
2007年
- カフカの卵鐘 ―喩えて鏡の中の機巧オルフェたち、あるいは劇的言語の縫合手術法―
- 螺旋階段
2008年
- 奇想番外奇劇 わがザッツ・エンターテーメントのための予告篇
- 引力の法則
- 市街劇 人力飛行機ソロモン・松山篇
2009年
- 万有引力版 アフリカの印象
- 書物の私生児
2010年
- くるみわり人形 ―眠りの世界の危険性(「夢は行為の妹」なんかじゃない)―
- サード ◎「寺山修司シナリオ集」より◎
- 阿呆船
2011年
- 鉛筆のフォークロア ―寺山修司の予告篇「さらば書物よ」の続編としての書物論遊譚―
- 夢(トポス)の国シンクウカン―寺山修司の「ラジオのための叙事詩」コラージュ構成による―
2012年
- 奴婢訓
- 怪人フー・マンチュー
2013年
- SUNA
- 邪宗門
2014年
- 観客席
- リア王-月と影の遠近法-
2015年
2017年
関連作品
編集- 少女革命ウテナ - 1997年のテレビアニメ。J・A・シーザーが楽曲提供をした。
- マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 - 2020年から2022年に放送されたテレビアニメ。J・A・シーザーが楽曲提供やウワサ空間のデザインを担当しているほか、万有引力所属の俳優たちがゲスト出演している。
関連項目
編集脚注
編集外部リンク
編集- 演劇実験室◎万有引力 公式サイト
- 演劇実験室◎万有引力 公式ブログ
- 演劇実験室◎万有引力 (@banyu_inryoku) - X(旧Twitter)