滝沢直己
滝沢 直己(たきざわ なおき[1]、1960年7月19日[2] - )は、日本のファッションデザイナー[3]。東京都生まれ[4]、桑沢デザイン研究所ドレスデザイン科卒業。
タキザワ ナオキ 滝沢直己 | |
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生誕 | 1960年7月19日 |
国籍 | 日本 |
出身校 | 桑沢デザイン研究所 |
職業 | ファッションデザイナー |
団体 | 株式会社NAOKI TAKIZAWA DESIGN |
受賞 |
1998 第16回 毎日ファッション大賞 1999 The New York Dance and Performance Award (BESSIE AWARD)、第7回 桑沢賞 2007 フランス芸術文化シュバリエ勲章 |
公式サイト | https://www.naokitakizawa.com/ |
「ISSEY MIYAKE」のクリエイティブディレクター(1993年 - 2007年)を経て、2006年に独立、2011年からは「ユニクロ」のデザインディレクター、2014年からはスペシャルプロジェクトのデザインディレクターに就任。
東京大学総合研究博物館インターメディアテク寄附研究部門特任教授(2009年 - 2013年)、早稲田大学文化構想学部非常勤講師(2011年 - 2013年)。
来歴
編集1993年から1999年は「ISSEY MIYAKE MEN BY NAOKI TAKIZAWA」、1999年からは「ISSEY MIYAKE」レディースとメンズ両ラインのクリエイティブディレクターに就任。国内外の多岐にわたる様々な分野のクリエイター、アーティストとのコラボレーションによる服づくりや、フランクフルトバレエ団のコスチュームのデザイン、パリの国立ケ・ブランリー美術館のカーテンのデザイン等を手掛けた。
2004年には金沢21世紀美術館のスタッフユニフォームをデザインした[5]。
2007年春夏コレクション(2006年)の発表を最後にISSEY MIYAKEのクリエイティブディレクターを退任[6]。同年に株式会社NAOKI TAKIZAWA DESIGN(ナオキタキザワデザイン)を設立し、翌2007年のニューヨークファッションウィークにて「NAOKI TAKIZAWA」コレクションを発表するが、3シーズンで活動を中断している[7]。
2009年から2011年は東京大学総合研究博物館インターメディアテク寄附研究部門特任教授として、東京大学総合研究所博物館西野嘉章教授とのコラボレーションにて「MODE & SCIENCE BY NAOKI TAKIZAWA」コレクションを東京大学総合研究博物館小石川分館にて発表[8][9]。
2010年からユニクロのデザインに関わり[7]、2011年からはユニクロのデザインディレクター[10][11]、2014年からはスペシャルプロジェクトのデザインディレクターに就任。在任期間は2014年3月に発売開始となったユニクロ×イネス・ド・ラ・フレサンジュの特別コラボレーションラインのデザインを担当[12]、またニューヨーク近代美術館(MoMA)のセキュリティーガードのユニフォームデザインにも携わった。
2013年にはヤンマーがブランドイメージ向上を目指して発足させた「プレミアムブランドプロジェクト」に農業ウェアのデザイン担当として参加。農業ウエアやマリンウエアの開発に携わり、特に革新的な農業ウエアのデザインは話題を呼んだ。
2017年に運行が開始された東日本旅客鉄道株式会社が運営する「TRAIN SUITE 四季島」の乗務員とクルーのユニフォームデザインも担当した[13]。
ブレザージャケットを中心としたメンズウエアブランド「B TOKYO」をプロデュース、デザインディレクションし西武渋谷店にオープンした。
2018年には自身がプロデュースし運営する店舗「NAOKI TAKIZAWA FITTING ROOM(ナオキタキザワ フィッティングルーム)」を事務所が入居している代官山ヒルサイドテラスC棟ビルの1階に構え、自社でデザインした製品を取り扱っている。
2023年9月9日(土)、北京で開催のチャイナ・ファッション・ウィークの招聘デザイナーとして新作コレクション”daydreams”を発表した[14]。
2023年12月27日に中国でオンエアを迎えたTVドラマ「繁花」(王家衛監督、金宇澄原作)に登場する主人公のためのスーツをデザイン制作しました。
桑沢デザイン研究所の先輩にあたる植田いつ子の推薦により、2011年からは当時の皇后(現・上皇后)の衣装デザインを担当[15]、2023年現在は上皇上皇后お二方の衣装デザインを担当。
書籍
編集- 森山大道×滝沢直己 NOVEMBRE 月曜社(2004年)
- 1億人の服のデザイン 日本経済新聞社(2014年)
- 1亿人的服装设计 中国北京(2023年)
受賞歴
編集- 毎日ファッション大賞(1998年)
- 第7回桑沢賞(1999年)
- The New York Dance and Performance Award (BESSIE AWARD)(1999年)
- フランス芸術文化シュバリエ勲章(2007年)
出典
編集- ^ 『滝沢直己(Naoki Takizawa)』 - FASHION HEADLINE
- ^ 『7月19日は滝沢直己の誕生日です』 2014年7月19日 FASHION HEADLINE
- ^ 『【インタビュー】デザイナー滝沢直己が語る ユニクロの新しい服とプロセス(1/3)』 2013年6月11日 Fashionsnap.com
- ^ 『ファッションデザイナー滝沢直己 × The Beetle Turbo 響き合うファッションとクルマ|Volkswagen』 2014年12月17日 MSN
- ^ “金沢21世紀美術館:美術館と私だち”. 2023年12月15日閲覧。
- ^ 『イッセイミヤケ、滝沢氏退任…デザイナー交代へ』 2006年6月28日 ZAKZAK
- ^ a b ““逆境”が教えてくれたこと──デザイナー、滝沢直己”. GQ JAPAN (2017年8月31日). 2018年5月12日閲覧。
- ^ “COLLECTION / ANTHROPOMETRIA / MODE & SCIENCE III by NAOKI TAKIZAWA 東京大学総合研究博物館”. www.um.u-tokyo.ac.jp. 2023年12月15日閲覧。
- ^ “モード&サイエンスIII バイ ナオキタキザワ”. www.afpbb.com (2010年12月27日). 2023年12月15日閲覧。
- ^ 『ユニクロデザイナーが語る「1億人の服のデザイン」 滝沢直己氏』 2013年8月1日 日本経済新聞
- ^ 『<インタビュー>滝沢直己に聞く、ユニクロ「LifeWear」の新しさ』 2013年6月24日 AFPBB News
- ^ 『ユニクロが特別コラボを発表! イネス・ド・ラ・フレサンジュとデザインディレクター滝沢直己がコレクションについて語る。』 2014年3月17日 VOGUE
- ^ 『TRAIN SUITE 四季島-プロジェクトメンバー-ユニフォームデザイン』 TRAIN SUITE 四季島
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2023年9月11日). “日本人デザイナーがショー 北京の大規模イベントで初”. 産経ニュース. 2023年12月15日閲覧。
- ^ “美智子さまの忘れられないお言葉「伝統を継承して…と」”. 女性自身 (2015年11月23日). 2021年7月2日閲覧。